愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)による職員へのパワハラ発言問題で、弁護士でつくる第三者委員会(堀龍之委員長)は22日、調査報告書をまとめ、町に提出した。「バカ」「死ね」「辞めたら?」など複数の発言をパワハラと認定。セクハラ、マタハラも認め、職員の精神的苦痛を招いただけでなく、業務に遅れや停滞が生じ、町政に悪影響を与えたと断じた。 第三者委の結論を踏まえ、進退を含めて判断する考えを示している井俣町長は同日、「26日開催予定の臨時議会前後をめどに会見を開く」と書面でコメント。報道陣の取材に「ハラスメントのないまちづくりを進めていく。その方向性についてお話ししたい」と語った。