ピース先生の新作「占領都市 TOKYO YEAR ZERO2」の書評を、共同通信に書きました。いろんな地方紙に掲載されるのではないかと思います。 すでに秋田や富山の新聞に掲載されたようで、近々山形新聞にも載ると思います。どうぞよろしく。カルモチンを1錠、2錠。 「占領都市」はピース先生の最高傑作で、じつのところまた「ひどい猟奇事件を目の当たりにして、主人公の男がとち狂う」といった、おなじみの展開だったらどうしようという心配をしていたのですが、芥川龍之介「藪の中」であり、日本的なドロドロとした怪談でありました。カルモチンを10錠、11錠。 今回は帝銀事件を12話構成で扱ってるのだが、1話目の視点が「毒殺されて墓の中ですすり泣く被害者たち」。一気にしびれましたね。カルモチンを20錠、21錠。刑事、ヤクザ、生存者、犯人とされた平沢貞道、調査を命じられたアメリカ人医師、そして真犯人。731部隊によ