聞いたことがないような独自の制度や手法で、結果を生む会社に注目する「カイシャの鑑」。今回は「会議の“原価”を計算する」会社です。従業員約160人の「メディカル・データ・ビジョン」は、病院経営を効率化するITシステムを作っています。2011年から売上高が毎年20%以上増加中。好業績を陰で支えるのが「社内会議の“原価”を計算する」という制度です。給与や福利厚生などの人件費を総労働時間で割り、階級ごとの1人1時間の会議原価を求めているのです。そこに参加者と時間数をかけて合計の会議原価が出ます。会議に無駄なコストをかけないように必要のない人を呼ばなくなったほか、会議のルールを「時間になれば途中でも終了する」としたことで、会議が効率的になりました。更に普段の業務の効率化にも繋がっているそうです。制度の発案者岩崎博之社長は「今の経営はスピード。そのために会議を減らすべきだ」としています。<br /><