A Tesla showroom in Shanghai. Photographer: Qilai Shen/Bloomberg イーロン・マスク氏は現状を打破しようとする姿勢で知られているが、テスラの投資家が今まさに懸念しているのはその点だ。 電気自動車(EV)販売不振で同社の事業戦略に疑問符が付く中、株価は22日までに7営業日続落し、2022年後半以来の長期連続安となった。 23日の決算発表を巡っては、マスク氏が安価モデルの開発を中止し、完全自動運転車の開発に集中する計画を発表するのではないかと懸念されている。 そうなれば、規制面でもビジネス面でもかなりの障壁に直面するプロジェクトとなり、アナリストが期待していた事業戦略とは大きく乖離(かいり)する。同社が短期的な成長材料を失うことにもなりかねない。 バークレイズのアナリスト、ダン・レビー氏は「数週間前まで、テスラの第1四半期決算への重