たとえばはてな界隈でも、同じ話が何度もホッテントリ(人気エントリー)入りする。 ある種のノウハウについて、或いは、ある種の社会問題や心理や性について。それだけ話題として需要が高く、同時代性に縛られないということだろう。ノウハウについてはその都度新しい読者に伝播するのだから、何度繰り返されてもいい。知っている人にとっても既に知っていることが分かりやすいからスルーすれば済む。けれども「貧困」だとか「才能」だとか「モテ」だとか「コミュニケーション」だとかいった話題になると、なかなかそうもいかない。新しい見解でもあるのかと読んでは、「またか」「何度めだ」という気持ちになる。クダラナイものを読まされたと思ってしまう。 書き手は、それを「新しい視点」とか「自分なりの発見」とか思って書いていたりする。一方、同じ話題を追ってきた先人にとってそれは、あまりに周回遅れで陳腐な見解にすぎない。で、「何度めだ」と