「理解のある彼くん」の概念を聞くたびに、ずっとなんか同じようなものがあったような気がしてた。 わかったぞ、異世界で奴隷として売られていた獣人美少女を助けたら普通のことしかしてないのに依存されちゃいました!みたいなアレだ。 「理解のある彼くん」側がなんで「理解のある彼くん」のままでいられるか不思議だったんだけど、「自分に頼るしか無い女が居る」ってめちゃくちゃヒロイックな気分になれるんだろうな。 それで、その漫画書いた人がそれをちゃんと理解してるから、「そんな私にも」って平気で言うんだろうな。駄目な私は本当に駄目だ、彼くんの幸せを願うなら別れるのが一番なのに、みたいな葛藤があるわけじゃなくて、駄目な私が駄目だから彼くんも幸せ、っていう。ちゃんと割れ鍋に綴じ蓋。お幸せに。 アタックして1点くらいダメージは与えたと思うんですが、私はあとどこに1点与えて退場すればいいですか?