ドットインストール代表のライフハックブログ
コロナ禍で製造業のマーケティング手法もデジタルシフトが加速した。だが、業界の事情に合わせたデジタルマーケティングを実践できている企業はそう多くない。本連載では「製造業のための正しいデジタルマーケティング知識」を伝えていく。第14回のテーマは「メーカー開発設計者に聞いたサプライヤーの探し方と選定基準」だ。
まえがき コンサルタントがプロジェクトの中で果たし得る役割。リスト中、PMはプロジェクトマネジャーの略です。 リスト 【ジャッジ】第3者的に正論を展開し続けマネジメント業務や体制に警鐘を鳴らす。【アバター】PMが理想としているハイレベルな役割を代わりに演じきる。【クローン】PMのコピーとしてPMのいない場面でPM同様に振る舞う。【エージェント】PMの代わりに現場に降臨し、意思決定やチームマネジメントを支援する。【エネミー】反面教師として振る舞い、仮想敵として周囲の不満の捌(は)け口となる。【サポーター】常にPMの希望通りに言動する。【セクレタリ】PMの手の届かない部分に配慮し、隙間を埋めていく。 あとがき とても「そうそう!」感の高いリストでした。『SEからコンサルタントになる方法』より。著者の所属する(株)ヘッドストロング・ジャパンでの定義らしいです。本では、それぞれの役割を、組織図にお
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
建築デザイナー向けだが、システム屋のわたしにも効果大のスゴ本。 本書は、建築タイポロジーの解説ではないし、建築デザイン・テクニック集でもない。仮に本書が建築デザインについての形式論・類型論だったなら、わたしにとって、何の役にも立たないだろう。 しかし、デザイナーとしての才能やテクニックに関係なく、つくるキモチに焦点を当てている。たとえば、場のつくりかた、発意の仕方、他者との共有方法を理解することで、どういう瞬間にプロジェクトが「まわって」いるかを感じとれる。いちいち具体的で、かつ、そのままITプロジェクトにハマる。 デザインプロジェクトに効く63のキーワードと、現場の会話ログを追いかけるうちに、プロジェクトを「まわす」のに建築もシステムも大差なく見えてくる。つくる「モノ」は違えども、つくる「コト」は同じなのだから。 ■1 場所をつくる 大きなテーブル、広い壁、ライブラリー、気持ちのいい椅子
アジャイル開発やプロジェクトファシリテーションを実践している現場は、幼稚園や小学校とよく似た光景ややり方を目にすることがある。たとえば、「ニコニコカレンダー」だったり、「バグレゴ」だったり、「朝会」だったり、「プロジェクトホームルーム」だったり、「あんどん」だったり。 このエントリは、そのような場面を見て、「いい大人が、何をやっているのか!プロフェッショナルは黙って自分の仕事をせよ!」というような仮想議論(この意見を実は直接聞いたことがない)に対する仮想回答である。 ソフトウェア開発は、「ナレッジ創造(Knowledge Creation)」活動なのだ。よく分かっていないものを、アイディアとコミュニケーションでつないで、ドキュメントにしたり、テストやコードにしたり、マニュアルにしたり、している。この「よく分からないこと」というのは、要求にしても基盤技術にしてもそうだ。顧客は要求を完全に分か
PMOっていうのが最近どのSIerにもあったりする。大きい所は多分ほとんどあるだろう。Project Management Officeっていう組織体/委員会のことで、第三者の目線でプロジェクトがこの予算・スケジュール・体制でちゃんとカットオーバーできるのかどうかを判断・アドバイスをしてくれるありがたい存在。でも、今日は「ありがたい存在」のくだりで違和感を感じたYOUたちの溜飲を下げるために書いてますよw 他の会社に言っている知人に同様の組織体があるらしいのですが、よく言っているのは「形式的なことしかレビューしない」という事です。しないというか、できないんじゃないかと。これは第三者である以上致し方ない側面もあって、中身についての勘所が現場で頑張っている人より理解が浅い人がレビューするのですからレビューする内容はヌケモレの確認と資料の書き方がメインになります。これはやったか、あれはやったか、
2007年12月04日03:00 カテゴリ書評/画評/品評 It's all up to you - 書評 - あなたはマネージャーに向いていない 日本実業出版社第一編集部佐藤様より献本お礼。 あなたはマネージャーに向いていない 津田陽一 私が著者に感謝したい点が二点ある。 一つは、本書を著してくれとこと。 もう一つは、著者が私の上司ではなかったこと。 本書「あなたはマネージャーに向いていない」は、経営コンサルタントである著者が、「マネージャー向きでない」人々を10のタイプに分類し、その傾向と対策を述べたもの。 目次 はじめに 得意技はモグラ叩き - 「発生主義型」トラブルシューター 机上の空論芸術家 - 「理想主義型」プランナー 能力賞味期限切れ - 「悲劇の主人公」ナルシスト いつも一過性 - 「熱烈感動型」ドリーマー 段取りベタすぎ - 「抱え込み型」カーペンター 流血勝負し - 「
「Why hospitals don't learn from failures(なぜ病院は失敗から学ばないのか)」という論文を読んでなるほどと思う部分があったので、ここにメモ代わりに書いておく。 この論文の筆者(TuckerとEdmondson)は、医療ミスがなかなか減らない原因を探るために、全米の10の病院を長期間に渡って調査・研究したのだが、その結果判明したのは、「システムの改善」という観点からは、ナースの優秀さと勤勉さが逆効果になっているという皮肉な話。 「優秀なナース」の定義はどこでも同じで、「目の前の患者が必要としているものを、あらゆる障害を乗り越えていち早く提供する」こと。取り替えるべきシーツが不足していれば別の階に走って行って調達してくるし、新米のナースのミスにはいちいち噛み付くこともなくそのミスを取り繕う。そんなナースたちにとっては、その手の「不具合」や「障害」は避けられ
今のカナダの会社では5時にもなると半分以上の人間が帰る。 原則7.5時間働けばいいというルールなので、朝早く来る人は当然早く帰る。 7.5時間以上がんばっても評価される仕組みではないのだ。 評価はその時間でどれだけアウトプットが出せたかで決まる。 これは私がシリコンバレーにいたときの現地のメンバーも同じような感覚でやっていたので、北米的には普通なのかもしれない。 なので、時間内に何とか終わらせようという気持ちがそこここで感じられる。 この3ヶ月で見た感じだと、その工夫の一つにはミーティングへの時間の割き方が日本とは違う。 ・基本的には定例会議はない。 ・ミーティングは30分単位が基本。 ・重要かつ急ぎのプロジェクトの場合、毎朝進捗確認はやるが、15分程度。立っておこなう。 ・2-3人での、ちょっとした相談や、決断は担当者のキューブへ押しかけて行う。 ・その際も、異常に早口で、即決する傾向あ
トヨタ自動車とリクルートが共同出資するコンサルティング会社のOJTソリューションズ(名古屋市)が、同社に所属する元トヨタ自動車のベテラン社員へのインタビューを通じて、「トヨタにおける上司像」を一冊の本にまとめた。それが10月25日に発売された書籍『トヨタの上司』(中経出版刊)である。 本書に登場する元トヨタマンの1人である原田恒夫氏は、1964年から2006年までの約40年間をトヨタ自動車で過ごした現場のたたき上げの人物だ。今はOJTソリューションズの「エグゼクティブ・トレーナー」として、トヨタ流の現場改革を学びたいトヨタグループ以外の企業への指導に当たっている。 原田氏はトヨタでの現役時代、「上司に恵まれた」と振り返る。特に愛知県豊田市にある高岡工場で働いていた時に当時の上司に聞かされた「ひばりの親子」の童話が忘れられないという。 その話とは、麦畑に巣を作ったひばりの親子の会話である。村
日本の社長は倒産すると悲惨だ。日本では多くの場合(いや中小企業ではほぼ100%だが…)、会社の借り入れに対して社長が個人として連帯保証させられているので、会社が倒産すると、必然的に個人としても破産する。 そもそも日本では、企業の経営がおかしくなった時点で社長は家屋敷を抵当に入れて最大限借り入れて、自社の立て直しに突っ込んでいるものだ。だから、倒産時点で残っている財産はほとんどない。だから、倒産すると夜逃げ、家族離散などという悲劇が生まれる。 従業員の場合、未払い給与は、一応公的機関が立て替え払いをしてくれる制度があるし、失業保険でだいたい直前給与の8割くらいをもらえる。そのため、けっこう余裕を持って次の仕事を探すことができる。その後は、管財人が企業の整理を行うが、ごく事務的な作業であり、社員はほとんど関係ない。 ところが、社長はそうではない。それこそ身ぐるみはがされてしまう。その後収入があ
「チームはできるものではなく、つくるもの」。この視点はありがたい。チームをまとめる立場なら、この視点+技法は必須。プロジェクトチームから町内会まで使える。 好むと好まざるとにかかわらず、社畜でいるかぎり、三十路も後半になると、一匹オオカミでいさせてくれない。「面倒みてやれ」という暗黙のメッセージとともに、何人か付けられる。たいていは、数回の毎朝ミーティングでチームらしくなってくる。 これが10人、20人のプロジェクトチームになると話が違ってくる。さらに、「思惑」「肩書」パラメータが追加されると厄介だ。以前のわたしは、アイスブレイクをいくつかと、赤ちょうちんぐらいしか知らなかった。仕事を通じてチームは形成されるものだと思っていた。 ところが、本書では、チームをつくる方法があるという。短期間で活性化したチームとして機能させるためのメソッドが紹介されている。[アジャイルレトロスペクティブズ]がチ
University Washington で Executive MBA のコースを受けることにした理由の一つは、成功する企業とそうでない企業を分ける要因を私なりにちゃんと理解したかったからである。 Microsoft 時代に Bill Gates の下で働くことにより、業界の流れを読んだり、それに基づいた企業戦略を立てることに関しては、それほど不自由を感じなくなった。しかし、いざ自分で起業をしてみて強く感じたのは、企業戦略を立てることは「初めの一歩」でしかなく、その戦略に基づいてちゃんと利益を生み出す組織を作りあげる方がその何倍も何十倍も難しいということ。 色々と反省する点はあるのだが、あえて一番反省している部分を上げるのであれば、会社のカルチャー作りに十分な注意を払って来なかったこと。戦略に関わる mission statement や vision に関しては常にはっきりと語り続け
仕事というものを、社員食堂の日替わり定食のように、ひとつの同じメニューが全員に配膳されるようなイメージでとらえている人が多い。これを、ヴァイキングのように、テーブルに次々と並べられていく作業を、それぞれが食べたい所から好きなように食べていくモデルに変えていくことが必要だと思う。 多様化する社会にこれから入っていく人が、自分の仕事を選択する場合にもこのイメージが有効だと思うが、ソフトウエア開発という職種では、その内部においても、仕事がヴァイキングのモデルのように進むようになりつつある。一つのシステムを開発する為に必要なスキルは、非常に多様なものになっていて、メンバーの持つスキルが分散してそれぞれが得意分野に対応していくことが必要になっている。 定食を残さず食べるには、好き嫌いが無いことが仕事に就く条件になるが、ヴァイキングでは、何かしらの得意分野を持っている個性的な人が集まらないと戦力になら
「シャドーワーク」について、豊富な実践例+網羅的な考察をした一冊。ヒット商品やイノベーションの陰には「シャドーワーク」が必ず存在する。ルーティーンワークからの変革なんてありえないし、創造的な価値は管理者の目の届かないところから生まれる。これはわたしのような兵隊ではなく、人事部の将校クラスが肝に命じておくべき。 「シャドーワーク」とは、通常業務から外れた、個人の自主的な意志と裁量で創造的に編み出した仕事のこと。仕事そのものへ結びつかないまでにしても、その準備活動も含まれる。いわゆる「やってみなはれ」「渦は自分で起こせ」というやつ。 たとえば、日産の例。新型マーチのコンセプトづくりにあたり、設計開発ラインの「外」で「こっそり」人を集め、意見を出し合う。あるいは、リコーの場合。GR DIGITALの専用Blogを提供するにあたり、「業務外で」「手弁当で」組織横断的に立ち上げる。仕事として「決まっ
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