【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は20日、マティス国防長官が2019年2月末に退任するとツイッターで発表した。国際協調を重んじ現実主義的な外交・安全保障政策を唱えるマティス氏が去ることで、政…続き[NEW] トランプ氏、アフガン米軍も削減検討か 米報道 [NEW] トランプ氏、首席補佐官更迭へ 物言う側近を排除 [有料会員限定]
「従来の反米親中政策は、次期政権が改める」――。韓国の知識人が口々に言い始めた。だが、大統領が代わったぐらいで韓国の外交が変わるのだろうか。 中道、右派が圧す大統領選 12月19日投開票の韓国の大統領選挙で有力候補は3人。どの世論調査でも似た数字が出るが、支持率の高い順で言えば、1位が中道の李明博氏(支持率=40%前後)、2位が右派の李会昌氏(20%前後)、3位が左派の鄭東泳氏(15%前後)――だ。 韓国人が「外交姿勢が変わる」とする理由は、盧武鉉大統領の反米親中政策を基本的に継ぐとされる鄭東泳氏を、米中双方に等しくいい顔をしそうな李明博氏と、親米を打ち出す右派の李会昌氏が支持率で圧しているからだ。 だが、本当に「新政権の韓国が反米親中を止める」かは疑わしい。韓国の「反米親中政策」は盧武鉉大統領の個性によるものと見なされがちだが、それだけではない。地政学的、あるいは歴史的な要因に
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