こちらが韓国の康京和外交部長官による2019年2月25日演説です。 演説テキスト(韓国外交部サイト) 韓国の康京和外交部長官の演説は、戦時性暴力に関する話題からムクウェゲ医師とムラド氏に対するノーベル平和賞の話題、そして彼等の受賞を喜んだ金福童(Kim Bok-dong)氏の話題へとつながり、2018年に国連人種差別撤廃委員会が(日本に対して)出した勧告にある「被害者中心のアプローチ(victim-centered approach)」に言及し、韓国政府はこれまでの取り組みにその視点が欠けていたことを認め、歴史的事実に基づく彼女らの正義への願望を支援における被害者中心のアプローチを韓国政府として約束します、というものです。 演説中に「Japan」という単語は一切出てきません。被害者中心のアプローチにコミットしたのもあくまでも韓国政府です(we committed to the victim
日本の16の歴史団体の声明...「動員女性の性奴隷状態」を強調 「法的責任の否認する」安倍政権を真っ向批判...「過去の歴史直視すべき」 久保亨歴史学研究会委員長(右から2番目)をはじめ、日本の歴史学者たちが25日午後、東京千代田区衆議院第2議員会館で日本歴史学協会など日本の16の歴史関連団体名義で慰安婦の女性たちが「本人の意思に反して」動員されたとし、これを「強制連行」と理解すべきだという見解を盛り込んだ声明を発表している=東京/連合ニュース 日本の歴史学関連16の学術団体が、数多くの慰安婦の女性たちが「自分の意思に反して」動員されたことを「強制連行」として理解しなければならないと強調している共同声明を発表した。これは、慰安婦動員の過程の「強制性」と「強制連行」を区別し、日本政府の法的責任を否定しようとする安倍政権の動きに対し、真っ向から反論したものである。 歴史学研究会、日本歴史学協会
[PDF]関東大震災と文豪 - 成蹊大学図書館の展示から - http://repository.seikei.ac.jp/dspace/bitstream/10928/526/1/kokubun-47_56-86.pdf ブコメ経由で知った論文だが、あまり目立ってなかったので引用しておく。「関東大震災朝鮮人虐殺」とは別に朝鮮人だけが殺害されたわけではなくて、「朝鮮人と間違われる」などして多くの日本人や中国人も殺害されていることは覚えておきたい。 芥川龍之介僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。…菊池と雑談を交換してゐた。…その内に僕は大火の原因は○○○○○○○○さうだと云つた。すると菊池は眉を挙げながら、「嘘だよ、君」と一喝した。…しかし次手にもう一度、何でも○○○○はボルシェヴィツキの手先ださうだと云つた。菊池は今度も眉を挙げると、「嘘さ、君、そんな
捏造された「朝日新聞の捏造」? 偽の論点による偽の反論(の・ようなもの) 池田信夫の捏造 「朝日新聞の捏造」論について 朝日新聞の「慰安婦」報道の実態 1992年1月の「慰安婦」問題報道・3紙比較 恐るべき朝日新聞の洗脳力 「池田信夫の捏造」完全版(エントリ中でリンクをはってある記事についても) 読売新聞の「慰安婦=女子挺身隊」説 「河野談話」をめぐる初期報道について/補足と訂正 92年当時のアメリカメディアの反応 分の「仮説」にあわせて事実をねじ曲げてるのはどっち? 上告もせずに終わっていた「朝日新聞を糺す国民会議」訴訟 安倍政権は朝日新聞の三連勝についてコメントすべき立場 麻生財務大臣の発言から考える「「慰安婦」問題=朝日の捏造」説
私と電子メールをやりとりしてきた韓ベ平和財団のク・スジョン理事が、今年初めの最初の対面で、3月11日に50周年をむかえるベトナム広南省ハミ村での慰霊祭に一緒に行こうと提案した。韓国軍によるベトナム民間人虐殺被害者の慰霊祭に大韓民国の国会議員が参拝することは初めてだと言った。 実際、ダナン近郊のフォンニィ・フォンニャットの村に到着し慰霊碑の前に立つと喉が詰まった。碑文に一連番号とともに死亡者の出生年度が彫られていた。1968,1967,1967,1967,1966,1965,1964,1964,1963,1963,1963,1963,1962,1961,1961,1961,1960,1960,1960,1960,1960,1959…。 いったい何が起きたのか?虐殺は1968年2月12日に起きた。年齢を逆算するまでもない。子どもたちだ。1959年生まれでもまだ10歳にもならない。碑文には名前も
ご承知の通り、外務審議官時代に国連女子差別撤廃委員会で「朝日の捏造」説をぶち上げた杉山晋輔が駐米大使になっています。赴任に先立ち『産経新聞』のインタビューを受けた杉山新大使は次のように発言しています。 米国でもいろいろなところに慰安婦像が建ち、関係する決議が議会で通っている。大変遺憾なことです。日本を代表する立場の者として、できるだけいろんな地方に足を延ばし、総領事とともに肩を並べてこれまで以上に努力し、誤解を解いていきたい。 私自身、2016年の国連女子差別撤廃委員会で、慰安婦に関する日本の考え方を説明しました。 《杉山氏は外務審議官だった平成28年2月、国連女子差別撤廃委で、軍による慰安婦強制連行を報じた朝日新聞の誤りを指摘し、「性奴隷」との表現にも「事実に反する」と主張した》 あのときに言った内容は鮮明に頭に入っています。日本政府の立場は、あれに尽きています。ああいう日本の非常に明確
もう一月ほど前のニュースですが、「わらわし隊」の一員として1938年の1月に南京を訪問した漫才師、横山エンタツの日記の写しが発見されたことを『朝日新聞』が報じました(1月19日朝刊)。1月23日に南京に到着していますので、まだ埋葬の終わっていない遺体が多数あった時期です。また、東京裁判での判決によれば虐殺が収束したとされている時期でもあります。記事では次のような記述が紹介されていました。 その当時は敵の死体で一ぱいだったそうだが凡(すべ)て我軍の制理であとかたもなし しかし川にはあちこち浮んで居る 皆ハンゴウをあけてかき込みの最中 兵隊さんの足許(あしもと)に十五六の死体が並んで居る 死体の浮んで居たクリークの水 揚子江の水を呑(の)んだと新聞でよく見たがそれを僕達は始めて体験した 否定論者はよく「死体など見なかった」という参戦兵士の証言を引き合いに出しますが、それがいかに無意味なことであ
相変わらず「吉田証言」の一点突破全面展開的発想で大阪市長が愚行を繰り広げている今日このごろですが、「強制連行」を巡ってはもう一つ「強制されたというなら兵隊さんや従軍看護婦だって同じだ」という否定論があります。軍がつくった「慰安所」の規定で外出や廃業が「許可制」になっていることは否定し難いので、「兵隊や従軍看護婦だって自由にやめたりできない」というわけですね。 この論法が誤っているのは、「正当な根拠を持つ強制とそうでない強制」という当たり前の区別を無視しているからです。大日本帝国では兵役には憲法上の根拠があり、さらに兵役法という法的な根拠がありました。従軍看護婦についても、日赤の看護婦養成規則に有事の際の従軍の義務が規定されています。 これに対して、いかに大日本帝国といえども国家が帝国臣民(あるいは占領地の住民)に性労働を課す根拠となるような法などありません。改正野戦酒保規程は「慰安所」設置
呉智英氏の「伊藤博文暗殺 不可解な三発の銃弾と安重根に協力者が存在説(11/14(火) 16:00配信 NEWS ポストセブン)」という記事についてです。 ケント・ギルバート氏のようにヘイト満タンの記事ではありませんが、最後にこんな記載があるのがいただけません。 次に、伊藤博文の韓国観である。伊藤は日韓併合消極論者だった。もともと朝鮮民族の自立自治の能力を信頼しており、国際情勢を考慮して韓国を保護領化するにとどめるべきだと考えていた。ところが、伊藤暗殺によって併合の勢いは一気に進み、翌年には日韓併合となった。安重根の行動は逆効果だった。しかも、安重根義士説が定着した以上、真犯人追及はできなくなり、永遠に真相は葬られる。大野芳は、軍部強硬派と右翼勢力が背後にあると推測している。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171114-00000020
こういうブコメがありまして。 1つ、マジで聞いてみたい。Lai Đại Hàn(ライダイハン)についても、同じようにMemory of the Worldに登録すべきだと思っているの? synopsesのコメント2017/10/28 05:33 http://b.hatena.ne.jp/entry/347023622/comment/synopses 「世界の記憶」が適切かどうかはともかく、ライダイハンについても何らかの形で負の記憶として残すべきですね。 「世界の記憶」として残すのならば、ライダイハンに限らずライミーも含める必要がありますし、混血児の問題だけではなく、戦時性暴力の問題として戦地強姦や強制売春の記録を収集すべきですね。ライダイハンだけ残せ、ライミーは不要というなら同意は出来ません。 記録を残すにあたって何を軸とするかも考慮する必要があるでしょうね。 ベトナム戦争での被害とい
日中戦争やアジア太平洋戦争において、日本兵が何の罪もない赤ん坊を銃剣で串刺しにした、という話が、日本軍の残虐性を象徴するエピソードとして語られることがある。 これは本当のことなのだろうか? 試しに「日本兵 赤ん坊 銃剣」といったキーワードでウェブを検索してみると、これは嘘だ、中国側のプロパガンダだ、と(例によって何ら根拠を示すことなく)主張するウヨサイトが続々と引っかかる。 だが、ネットde真実の皆さんには残念だろうが、どの程度一般的な行為だったかはともかく、日本兵がこのようなことを行った事例がいくつも存在したことは間違いないのだ。 被害証言(中国) まずは、1932年9月16日に中国遼寧省北部で起きた平頂山事件の際の事例。これは、前日に起きた抗日ゲリラによる撫順炭鉱襲撃事件との関係を疑った日本軍守備隊が、炭鉱に隣接する平頂山集落の住民約3000名をほぼ皆殺しにした大虐殺事件である。日本軍
慰安婦問題について、以下のような主張をしている人がいました。 自信たっぷりに書いていますが、よくここまでというぐらいひどい間違いがあります。 まずQ1のIWG報告書についてmonk.jp氏の主張 答え monk.jp氏は、韓国政府の要求で、アメリカ合衆国当局が、調査を行なったが、「韓国が主張する内容を裏付ける証拠」は見つからず、従軍慰安婦制度について日本は無罪だ、という結論の報告書を出したかのように書いていますが、これは誤りあるいは虚偽です。 IWGは「ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班」であって慰安婦に特化したものではありません。また、既に機密解除がなされ公開された公文書や既知の文書・証言記録は報告の対象外で、存在する全ての文書を調査した訳ではありません。「慰安婦に関して戦争犯罪はなかった」などという結論が出るはずもありません。 IWG報告書の話というのは、 従軍慰安婦制度
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