iPolysixの原型となったPolysixは、低価格と厚いパッドサウンド(包み込むような和音の持続音)で当時人気を博した。かの時代、低価格シンセサイザーといえばモノフォニック、つまり和音は弾けないというのが当たり前。和音が弾けるポリフォニック・シンセサイザーはまだわずかで、価格も100万円前後と一般的なユーザーには高嶺の花だった。 その当時のポリフォニック・シンセサイザーの代表格は、70年代の終わりに登場したSequential Circuits社の「Prophet-5」。優れた音色だけでなく、プログラマブルで音色メモリーを備えるなど、演奏性の高さからプロのシンセサイザープレイヤーには人気が高かった。そのProphet-5の同時発音数5音に対し、1音多い同時発音数6音で登場したのがPolysixだったのである。
今年のはじめには大きなバージョンアップが入り、「AudioBus」や「VirtualMIDI」といったiOS楽器アプリの連携機能に対応するなど、iOSのシンセアプリとしては最先端を行く内容。その他、楽器アプリ間でオーディオ・データを共有する「AudioCopy」、曲をファイルに書き出す「Audio Export」、外部のUSB-MIDIキーボードによる演奏対応(iPad Camera Connection Kit経由)など、iPadの楽器アプリとしてはフルに機能を盛り込んでいる。 そこで後編では、こうした各種規格への対応や、楽器アプリが目指す方向について、iPolysix開発チームに質問をぶつけてみた。
iPhoneとiPadの脆弱性を悪用すれば、遠隔から情報を盗み見たり、不正操作できたりする。セキュリティ企業が攻撃を再現し、アップデートの重要性を呼び掛けた。 セキュリティ企業のラックは8月12日、iPhoneとiPadの脆弱性を悪用する攻撃が発生する可能性が高まったとして、米Appleが11日(現地時間)に公開したiOSの更新版の適用を呼び掛けた。脆弱性を悪用する方法をデモで再現し、iPhoneとiPadのリスクについて警鐘を鳴らしている。 Appleが公開した更新版の「iOS 4.0.2」(iPhone 3G以降と第2世代以降のiPod touchが対象)と「iOS 3.2.2」(iPadが対象)では、Compact Font Format(CFF)データを処理する際のスタックバッファオーバーフロー問題に起因するFreeTypeの脆弱性と、IOSurfaceプロパティを処理する際の整数
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