2009年8月末、光文社より『日本「半導体」敗戦』という書籍を出版した。自分で言うのもおこがましいが、極めて大きな反響があった。実際に起きたことを列挙してみる。 (1)全く面識のない数十人の読者の方から、メールで感想などのお便りをいただいた。 拙著には、メールアドレスやホームページのURLを記載していない(記載したくなかったのではなく、編集者が忘れたためである)。にもかかわらず、読者の方がわざわざ検索して連絡をくれたようだ。そして、多くの方から、「共感した」「驚いた」「面白かった」というお褒めの言葉をいただいた。 (2)出版関係者の話によれば、「半導体と名のつく本は売れない」らしい。そのため、光文社に採択されるまで、半年ほど出版社を回ったが、どこからも断られた。しかし、光文社から出版後、わずか3カ月間で、3刷り目の増刷となった。 出版関係者の話によれば、ベストセラー作家ならいざ知らず、無名
筑波大学は17日、最新のコンピューターを使って、円周率を小数点以下2兆5769億8037万けたまで計算したと発表した。 これまでの記録は、東京大学と日立製作所のチームが2002年に樹立した1兆2411億けたで、筑波大はギネスブックに登録を申請した。 同大の高橋大介准教授らは、高性能コンピューターを640台つなげて全体で毎秒約95兆回の演算を行う超並列スーパーコンピューターを使用。ムダな計算をしないよう、既存のプログラムを効率化する工夫をした。計算にかかった時間は73時間36分間で、東大などの約600時間と比べて約8分の1に短縮した。 スパコンによる円周率計算は、計算の信頼性や、処理能力の速さを検証するのが狙い。高橋准教授は「1台でも不具合があると計算ができない。システムの信頼性が検証できたと思う」と話している。
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