はじめに 最近プログラマーとしてのキャリアに一区切りつけようと思っており、これまでのプログラミングの勉強の集大成となるブログを書きたくなったので書く。初めてプログラミングをして、フロントエンド開発をして、サーバーから値が返ってきたときは「どういう仕組みで値が返ってきたんだ?」と疑問に思っていた。ずっと理解したくて理解できていなかった。だからずっと勉強していた。そして最近になってようやく自分の言葉で説明できるようになった気がしたのでブログを書きたい。 2015 年版が自分の原点であり、この記事を書くモチベーションになった このような記事は実は過去に存在している。 FYI: https://blog.yuuk.io/entry/2015-webserver-architecture その記事はサーバーがどういう仕組みで動いていて、どのように進化し、2015 年に至るかを解説してくれた記事だ。自
序 2023-01-12にLinux界隈に激震が走ったらしい。 Linux環境(Unix環境を含む)の日本語入力を支えていた、Mozcdic-UTプロジェクトが終了したからだ。 まず、前提として私の立場を明確にしよう。 私は2017年から、従来のMozc-UTに代わる新しい(ライセンス上の懸念のない)Mozc辞書として誕生したMozc-NEologd-UTのFcitxバインディング、fcitx-mozc-neologd-utのAURパッケージをメンテナンスしてきた。 その後新生Mozc-UTが誕生してからはfcitx-mozc-ut-unifiedとfcitx-mozc-ut-unified-fullというふたつのパッケージを加え、計3つパッケージをメンテナンスしてきた。 その後、mozcdic-ut自体がfcitx4をサポートしなくなったこと、fcitx5は既にメンテナーがいたことから私
CentOSでリモート接続するための設定 CentOS Stream 8へリモートデスクトップ接続をするための設定手順です。 「xrdp」をインストールすることで、Windows機からリモート接続が可能になります。 ※この手順の前にデスクトップ環境(GNOME)のインストールをして下さい。 1.epelリポジトリの追加 xrdpをインストールするためのリポジトリの追加 # yum install epel-release 2.xrdpのインストール xrdpのインストール # yum install --enablerepo=epel xrdp 3.サービスの開始 サービスの開始と自動起動の設定をします # systemctl start xrdp # systemctl enable xrdp 4.ファイアウォール設定(TCP3389) リモートデスクトップに使用するTCP「3389」番
2018-03-31 はじめに Ubuntu 17.10でL2TPのVPN接続を試してみたのでメモです。 以下の手順の一部は接続先の設定に依存して変動がありえます。 セットアップ 必要なソフトウェアをインストール network-manager-l2tp-gnomeをインストール。依存関係でnetwork-manager-l2tpやxl2tpdも入ります。 VPN設定を追加 「設定」→「ネットワーク」→「VPN」の右上の「+」ボタンを押します。 .. image:: {attach}/images/2018/03/31/l2tp-vpn-on-ubuntu-17.10/start-adding-vpn.png :width: 490px :height: 355px :alt: start adding vpn 「VPNの追加」ダイアログで「Layer 2 Tunneling Protoc
Common Lispの処理系であるSBCLをインストールしようとしたら、追加でlibzstd-develというのを新たに要求されるようになっていた。見るからに圧縮系のライブラリだけれど聞き慣れないのでちょっと調べてみた。 ちょろっと調べたところ、以下のことが分かった: Zstandard(ゼットスタンダード?)というのが正式な名前。 Facebookが開発した。 Deflateよりも速いことを主眼においている。 BSDライセンス。 Linuxカーネルまわりで使えるようになっているほか、一部のディストロではパッケージの圧縮フォーマットとして使われているようだ。 Webというよりはどちらかといえばバックエンド的な箇所で使われている印象がある。 facebook.github.io zstd コマンド使ってみた 他の名だたる圧縮アルゴリズム同様、Linuxで直接ファイルに対してこれを実行して圧
Windows10 の Xサーバ 、Xming、Cygwin/X、VcXsrv の性能測定です。 クライアントは WSL Ubuntu18.04 と 実機Ubuntu18.04 での結果を出しています。 クライアントが WSL の場合は、次の記事で詳しく書いています。 Windows10 の WSL で使うXサーバ は、Xming、Cygwin/X、VcXsrv どれがいい?: パソコン鳥のブログ 測定結果から 先に結果を書いておきます。 WSL/実機Ubuntu18.04とも、Cygwin/X と VcXsrv がほぼ同等です。下記記事の通り、Emacs 等の GTK3 アプリで初期ウィンドウが小さくなるので、問題の発生しない Cygwin/X がおすすめです。 Windows10 の WSL で使うXサーバ は、Xming、Cygwin/X、VcXsrv どれがいい?: パソコン鳥のブ
「別のシェルで実行する」場合との違い「シェルスクリプト」を実行する場合、通常は「source」および「.」を使いません。次のように、「bash」などの引数として実行するか、シェルスクリプトに実行権を付けて実行します。 bashの引数として実行する例 bash script.shchmodで実行権を付けてから実行する例 chmod +x script.sh ./script.shこれらは、実行中のインタラクティブシェル(対話的シェル)とは別のシェルでスクリプトを実行します。 これに対して、「source」および「.」は実行中のインタラクティブシェルでファイル中のコマンドを実行します。 たとえば、次の内容で「script1.sh」を作成したとします。 #!/bin/bash HOGE=hoge echo $HOGEシェル変数「HOGE」に文字列「hoge」を設定し、出力するだけのスクリプトです
令和にもなって自分でメールサーバーを作ってみたのでメモ。 OS は Ubuntu 22.04。 パッケージ更新後に自動的に再起動 メールとは関係ないけど apt で再起動が必要な更新があった場合は自動的に再起動するようにした。 /etc/apt/apt.conf.d/50unattended-upgrades: Unattended-Upgrade::Automatic-Reboot "true"; Lets Encrypt TLS 証明書を作るために certbot をインストール。自分はさくらのクラウドのDNSを使ってるのでそれ用のモジュールも追加。 # apt install certbot python3-certbot-dns-sakuracloud https://certbot-dns-sakuracloud.readthedocs.io/en/stable/ に従って /r
2023/04/29: これくらいの情報はググればすぐに出てくると思いいったん非公開にしましたが、意外とそうでもなかったので自分用メモとして再公開しました。 1. ソフトウェアのダウンロード元を変更してシステムをアップデートする (*) Super キー(= Windows キー)を押して、software と入力し、「ソフトウェアとアップデート」を選択します。 「設定...」ボタンを押して、「Ubuntu のソフトウェア」タブの「ダウンロード元:」から ftp.jaist.ac.jp などの国内ミラーサーバーを選択します。 アップデートが存在する場合は、表示されるウィンドウの指示にしたがってパッケージを更新し、Ubuntu を再起動します。 2. キーボードの CapsLock キーを Control へ置き換える /etc/default/keyboard を編集します。
gnome3 をたまに使いたくなる時があります。 もうずっとxfce なのですが、ubuntuなどを見てると、Gnome-desktopもたまにはイイかなぁなど思う時があります。 だったら、ちょっと切り替えて使おうかって思うと、Desktopを切り替えるのはどうするんだと 気になって調べたのでも Desktopの環境の代表例 切り替えできる代表例は次の通り Gnome-dekstop kde lxde xfce など Xwindowマネージャとセッションマネージャー Xwindowマネージャーは、マルチウインドウを扱うためのライブラリ一式で、Desktop環境はセッションマネージャーの方にある。 デスクトップ環境のインストール debian の場合は、デフォルトのインストールパックが用意されていて、それが task-XXX から始まる、パッケージ名になる。 gnome のインストール su
tl;dr 最近(2019年8月現在)Nvidia-dockerなしでDockerでGPUが使えるようになったと聞いてためしたらハマった話 Nvidia-dockerはインストール不要だけど、ランタイムはいるのかよ、と思ったので備忘録 最近Nvidia-dockerなしでDockerでGPUが使えるようになったと聞いた ことの発端はTwitterなんかで表題の話を流し見したことだった. 確か記事は以下だったと思う medium.com どうやら今まで $ docker run --runtime=nvidia ... ってやってたのが $ docker run --gpus all ... で済むらしい。 というわけでDockerを再インストールし始めた Dockerのインストール 基本的には公式のドキュメント通りにやってれば問題ない. 実際問題なかった. docs.docker.com
まえがき去年末にGNOMEからXfce4にデスクトップ環境を入れ替えてみて快適になった。GNOME Shellも成熟してきており動作にそれほど不満を感じなかった。しかしXfceに変えたら一切のラグがなく作業ができるのでちょっと感動。 ただ一点気になることはウィンドウのリサイズが鬼のように難しいことだ。 ウィンドウサイズの変更をするときウィンドウの角っちょや境界にカーソルを持っていってカーソルの表示が変わったらつまむようにしてサイズ変更するわけだけどその判定がものすごいシビア。わずか1、2ピクセルしか余裕がなく、何回もスカってしまいストレスが溜まる。 ウィンドウサイズを変えるときだけFPSゲームをやっているようなマウスさばきが要求される。こんなところでゲーム性は誰も求めていない。 カスタムテーマ問題どうやらこの問題はGTKカスタムテーマのせいらしい。GNOMEのガイドラインに沿って作られたカ
かなり放置してしまっていたのですが、久しぶりの更新です。 その間にコメントいただいた方々、返信が遅くなって申し訳ありませんでした。 コメントの承認がされないため、少々不安だったのではないかと思います。 ログインしないとコメントの承認待ちがわからなかったため、ずっとコメントされていることに気づいておらず対応が遅くなってしまいました。大変失礼しました。 これではまた同じことを繰り返しそうなので、コメントは承認制ではなく reCHAPTCHA で SPAM 対策する方針に変更しました。 reCHAPTCHA をクリアしたコメントであれば、コメント後すぐに公開されるようになります。 なるべくコメントにはお返事するようにしますので、今後ともよろしくお願いします。 さて、本題です。 最近紙の書籍だけでなく電子書籍も買うようになってきました。 古めの本は紙の古本で購入し、技術書以外の新しい本は電子書籍(
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