本屋が減っている。この事実はたぶん、ほとんどの人が知っているだろう。 日本著者販促センターの統計によると、2000年に2万軒以上あった書店が、2017年5月には1万2000軒にまで減っているそうだ。東京オリンピックが開かれる2020年には、2000年に比べて半数程度の書店数になっているかもしれない。 時勢を踏まえると、本屋が減るのは残念だがしかたのないことだろう。でもわたしは、自分でモノの価値を判断する場として、本屋は絶対になくなってほしくないと思っている。 意外に多くの人が訪れている本屋 2016年に行われたYahoo!ニュースの意識調査調べで、「『リアル書店』に行く頻度は?」という質問が投げかけられた。 これだけ本屋が潰れているんだ、さぞや本屋離れが進んでいるのだろう……。そう思っていた。 しかし意外なことに、週に複数回書店に行く人は15.3%(17,648票)、週に1回程度行く人は2