『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』が公開中。この機会に、クトゥルー神話の影響下にある映画作品をとことん研究する![c]2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved 怪奇小説の大家H・P・ラヴクラフトが生み出した架空の神話体系“クトゥルー神話”。その世界観をベースにした作品群の中でも、ラヴクラフト自身が最高傑作と称した短編『宇宙の彼方の色』(※『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』の原作には、『宇宙からの色』『異次元の色彩』などの邦題もありますが、本記事では森瀬繚氏訳『宇宙の彼方の色 新訳クトゥルー神話コレクション5』に従い、『宇宙の彼方の色』という呼称で統一しています)を、舞台を原作の19世紀から現代に移して映画化したのが、『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』(公開中)だ。 監督を務めるのは、『ダスト・デ