名作がくれた勇気 戦後読書ブームと日本人 作者: 藤井淑禎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/08/03メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 戦後から高度成長期に貪り読まれ、知恵や元気をもらった本とは? 『武器よさらば』『女の一生』『復活』『路傍の石』『宮本武蔵』……名作を探訪し直し、読書の力の再生へと誘う! 僕がまだ子供だった30年くらい前から、「子供が本を読まなくなった」と叫ばれ続けているような気がするのですが、この本を読んで、「なぜ、(当時の)大人たちは、本を読むことにあんなにこだわっていたのか?」の一端が理解できたように思います。 戦後日本の再出発が、戦前戦中への根底的な反省のもとに進められたことは当然だろう。なにしろ結果からみても、国は焦土と化し、多くの国民が戦死し傷つき、何よりも、アジアの国々や人々に与え