福岡市独自の支援策を説明する高島宗一郎市長=福岡市役所で2020年4月14日午前10時8分、山口桂子撮影 福岡市の高島宗一郎市長は14日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている事業者に対し、総額100億円規模の独自の緊急経済支援策を実施すると発表した。緊急事態宣言に基づく福岡県による休業要請に応じた市内の店舗や施設の賃料1カ月分を8割(上限50万円)補助するほか、医療機関や介護・福祉施設、保育園などに特別給付金を支給する。 高島市長は記者会見で「知事の休業要請をより実効性があるものにしたい。私たちもできる限りのことをする。力を合わせて短期間で終わらせられるよう協力していきましょう」と述べた。財源は市の財政調整基金を取り崩すほか、事業の見直しなどで捻出する。