改革開放をしなければ、日本は中等国家に落ちぶれる タグ: 改革開放 日本 中等国家 落ちぶれる 放射能漏れ 地震 中国社会会学院日本研究所所長 李薇 地震と津波とともに、放射能漏れの被害に遭った日本の国運は下がってしまうのではないか?これは筆者が最近よく耳にする議論だ。いわゆる日本の国運とは、今後成長する活力があるかを指す。発展の活力を制約している日本の政治、経済といった構造問題は90年代初めのバブル崩壊後に浮き彫りとなった。 まず、政治構造では、選挙制度と政治家の資質が日本の発展を制約している。1993年以降、自民党政権にしても、民主党政権にしても政権維持を最高の政治目標に掲げ、国家発展の道に対する長期戦略に乏しい。日本の政党政治は低級な選挙のテクニックを追い求め、世論利用と世論に操作される深みにはまってしまった。こうした現象を招いた原因は、▽冷戦終結後の意識形態の対立が弱体化し、与野党