セウォル号は以前、鹿児島―沖縄航路などに就航していた中古船だが、韓国に売却された後に改造したとみられ、新造時から総トン数が800トン以上増えていた。 国土交通省などによると、セウォル号が新造されたのは1994年6月。当時、総トン数は5997トンだったが、同年7月に改造が行われ、総トン数は6586トンに増えた。 その後、マルエーフェリー(鹿児島県)の定期船「フェリーなみのうえ」として使われてきたが、2012年10月に韓国の運航会社に売却された。今回の事故後に明らかになった総トン数は6825トンで、新造時から800トン以上増えていた。日本国内で運航されていた当時の定員804人も921人に増やされていた。