「羊の皮をかぶった狼が来たぞ」 Netflix(ネットフリックス)が全世界で発表した広告付き視聴プランのリリースを観て私がストレートに感じた直感です。日本では月790円でNetflixが見られるようになるのですが、われわれは、5年後には想像を超える出来事を目にすることになるかもしれません。それは映画や番組の中のフィクションではなく、世界経済のリアルな破壊的変化の話です。 その話をする前にNetflixの今回の発表をおさらいしましょう。Netflixでは11月4日から790円の広告付きプランを始めます。 一番のポイントは「安いプランでも高画質になる」 これまでは一番安いベーシックプランが990円でしたから「200円安くなる」という報道が多いのですが、実際は今回の価格変更の一番大きなポイントは「安いプランでも画質がHDの高画質にあがる」という点です。 つまり自宅の大画面テレビでNetflixの
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。 現在開催中の Google Cloud Next '22 でドキュメント翻訳をセルフサービスで行えるサービスが発表されたのでレポートします。 Translation Hub Translation Hub は数回のクリックでドキュメントの翻訳を実施できます。Google のニューラル機械翻訳に基づき 135 言語へワンクリックで翻訳を行えます。Translation Hub は元のドキュメントのデザインとフォーマットを維持するので、翻訳されたドキュメントは元のドキュメントと同じルックアンドフィールになります。 Translation Hub は複雑なエンタープライズの翻訳を念頭に置き開発されました。Translation Hub ではセントラルの管理者が様々な部門へ複数のポータル構成をかんたんに管理できます。様々な部門が使用する、一般的
こんにちは。たかやまです。 みなさんアーキテクチャを検討するときに、なにか参考にするアーキテクチャがあると助かりますよね? 私もアーキテクチャ検討をするときは、車輪の再発明を避けるためゼロベースではなく先人たちのアーキテクチャを参考にさせていただくことが多いです。 そのおり、ちょうどお客様にアーキテクチャ検討に役立つサイトをご紹介する機会があり、参考にしているサイトを改めて調べると結構あったので今回こちらをブログにまとめてみたいと思います。 30 の目的別 クラウド構成と料金試算例 目的別クラウド構成と料金試算例 日本利用者向けに公開されているリファレンスアーキテクチャのサイトになります。 全ドキュメント日本語で料金試算も載っているため、アーキテクチャの検討はじめにおすすめのサイトです。 サーバレスパターン サーバーレスパターン サーバレスの汎用的なユースケースがまとめられたサイトになりま
Fastly の新しい next-compute-js ライブラリを使用することで、Compute@Edge プラットフォーム上で Next.js アプリケーションをホストできるようになりました。これにより、Next.js 開発者のエクスペリエンスが向上し、圧倒的なスピードを誇る Fastly のグローバルエッジネットワークのメリットが得られます。オリジンサーバーも必要ありません。 Next.js は広く普及している JavaScript ベースのサーバーフレームワークで、開発者に優れたエクスペリエンスを提供します。具体的には、フロントエンドのコードを React で作成できるほか、ごくわずかな設定で本番環境に必要な優れた機能 (ハイブリッドの静的レンダリングとサーバーレンダリング、スマートバンドル、ルートプリフェッチなど) を直感的にセットアップできる便利さを備えています。 Next.j
起こりうる事故 ロックにより他のオンライン中のサービスに影響を与える。 トランザクション設定ミスにより途中の状態でコミットされる スロークエリ発行により、全体をスローダウンさせる。 統計情報が取得できておらず、SQL実行時間が長くなったりデータベースのリソースを喰ってしまったりする。 接続先を誤認して、本番環境でDELETE やTRUNCATE、DROP TABLEなどを発行してしまう ターミナルの操作ミスによって、クリップボードから誤ったSQLなどを発行してしまう。 パターン リハーサル コンテキスト 本番一発勝負では、不測の事態に陥ることもあるため、事前にリハーサルを行なって安全性を確認しておきたい。 フォース 本番相当の環境を用意できる。 マスクして持ってくることが定められたセキュリティポリシーに反していない。 ソリューション 本番相当のデータをテスト環境やステージング環境に構築し、
DX Criteria( DX基準 )は、日本CTO協会が監修・編纂している企業のデジタル化とソフトウェア活用のためのガイドラインです。 本基準は、デジタル技術を企業が活用するために必要な要素を多角的かつ具体的に体系化したものです。ソフトウェアエンジニアリング組織の健全な成長・経営目標の可視化・パートナーとのコミュニケーションなどに使っていただくことを目的に作成されています。 また、本基準は絶対ではありません。誰かを攻撃したり、アセスメント結果の数字のみに注目して本質的な改善をおろそかにするためのものではありません。極めて実践的で具体的な項目で構成されているため、定期的に最新動向に併せてCTO協会のWG内で議論をおこないながら、適宜アップデートをしていくものです。
新卒でSIerに入社後、銀行などの業務システムの開発を経験。2011年、株式会社サイバーエージェントに入社。Craft Eggで「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」開発に携わる。2018年からグループ会社のColorful Palette設立時よりサーバーサイドエンジニアとして参画し、エンジニア全体を統括するマネージャーとして組織を牽引する。ISUCONには11から参加し、12では出題者となっている。 「ISUCON = Iikanjini Speed Up Contest(いい感じに スピードアップ コンテスト)」とは? ―― はじめに自己紹介をお願いします。 藤原 俊一郎氏(以下、藤原) : 面白法人カヤックでSREをしています。ISUCONには第1回から参加していて、これまで4回優勝をしました。何回か出題もし、ISUCONにはずっと関わってきました。 伊藤 寛起氏(以下、伊藤):
この記事は何?ログラスというBtoB SaaSスタートアップを立ち上げ、正式リリースから1.5年が経過しました。今では上場企業様を中心に数十社にご利用頂いております。創業時を振り返って、かつての私に強く伝えたいことをまとめて書き記しています。 CTO アドベントカレンダー 11日目の記事ですhttps://qiita.com/advent-calendar/2021/cto こんな方に読んで欲しいです新規事業の開発責任者 スタートアップ創業エンジニア、CTO、開発責任者 それらになろうとしている方 ▼その1: (出来うる限り)コードを書いてはいけないOleksii Didok/shutterstock.comスタートアップCTOの最も重要な責務は、プロダクトをリリースすること 正式リリース前において、スタートアップCTOの最大の責務はなんでしょうか? 私は、「できるだけ早く、しかし、顧客が
こんにちは。SRE2課の福島です。 はじめに ポイント 検証 ①ACMで証明書の発行 ②EC2インスタンスの作成(特定のAMIを利用する。) ③IAMロールの作成 ④③で作成したIAMロールを証明書に関連付け ⑤③で作成したIAMロールにポリシー適用 ⑥②で作成したEC2にIAMロールをアタッチ ⑦Nginxの設定 /etc/nitro_enclaves/acm.yamlの編集 /etc/nginx/nginx.confの編集 終わりに おまけ dry-runが成功したインスタンスタイプ一覧 はじめに 今回は、以下のアップデートを実際に試してみましたので、ブログにまとめたいと思います。 Announcing SSL/TLS certificates for Amazon EC2 instances with AWS Certificate Manager (ACM) for Nitro E
Slackの「次世代プラットフォーム」がこの記事を書いてる2週間ほど前、しれっとパブリックベータになりました。 今回はこの公開したてのプラットフォームでアプリをつくってみたので、それを紹介しつつ、感想を書きます。 全く新しいプラットフォーム 「new Slack platform」と謳う新しいプラットフォームは現在の「Slack API」を使ったSlackアプリをつくるものとは別物です。 パブリックベータになったばかりでかつ、Workspaceが有料プランではないと今のところデプロイできません。 それもあってか公式以外に情報が皆無の状態で、手探りながら試してみました。 結果わかったのはとにかく「今までとは全く違う」ということでした。 特徴を紹介しましょう。 Slackのクラウドで動く まずこれが一番大きいです。 アプリケーションをSlackのクラウドへデプロイすることになります。 いわゆる
背景 やったこと1. 廃止 やったこと2. GCPに移行 ユースケース図 URLベースで見たユースケース図 実行環境で見たユースケース図 実際にGCPに移行したアプリ達 Cloud Run Cloud Functions AppEngine GCP移行した全てに共通してること やったこと3. CircleCIに移行 付録A. 道のり 付録B. 調査メモ(移行時に参考にしたドキュメントやサービスなど) 無料プラットフォームがまとまってるドキュメント ElephantSQL (PostgreSQL) PlanetScale (MySQL) Redis Enterprise Cloud 付録C. Redisを雑にFirestoreに置き換えたらクラウド破産しかけた 2022/09/22 20:45ブコメレス 背景 Herokuの無料プラン終了のため10個以上あった個人アプリを1ヶ月くらいかけて色
8月27日に開催されたISUCON12 本選にチームNaruseJunとして参加し、スコア341,258点で優勝しました。(ISUCON12 本選の結果発表と全チームのスコア) メンバーは @sekai と @takashi_trap でした。 この記事はその参加記です。 チームについて このメンバーでのISUCONへの参加は10(予選敗退), 11(準優勝)から3回連続です。 それぞれのISUCON参加回数は @to-hutohu, @sekaiが6回目、@takashi_trapが5回目です。 予選準備 7月9日と7月17日に予選のために集まって作戦会議をしました。 7/9 1時間程度集まって素振りに向けた作戦会議 素振りの環境準備、チートシート、初動のAnsible整備、Goを思い出すなどがそれぞれ宿題として持ち帰ることに 7/17 素振り会(ISUCON11予選) 5時間くらいで初
スライド概要 SPA(Single Page Application)の普及が一層進んでおり、従来型のMPAを知らないウェブ開発者も生まれつつあるようです。SPA対応のフレームワークでは基本的な脆弱性については対策機能が用意されていますが、それにも関わらず、脆弱性診断等で基本的な脆弱性が指摘されるケースはむしろ増えつつあります。 本セッションでは、LaravelとReactで開発したアプリケーションをモデルとして、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、認可制御不備等の脆弱性の実例を紹介しながら、現実的な対策について紹介します。LaravelやReact以外のフレームワーク利用者にも役立つ説明を心がけます。 PHPカンファレンス2022での講演資料です。 PHPカンファレンスでの動画URL https://www.youtube.com/watch?v=jZ6sWyGxcCs
※レポート遅すぎてすみません! isucon12、チーム「パカパカアルパカ」として初本戦に出場しFailで終了してきました!残念! チームメンバーのブログもありますので是非ご参照くださいませ。 techblog.tver.co.jp テーマ ISU CONQUESTというソシャゲアプリケーションのチューニングでした。 すでに公式から 解説記事が出ているのでそちらを見ていただいくとわかりやすいと思います。 開始早々サーバが5台あることが判明し、これは分散がキーになりそうだな?という想像がつきました。1 自分のやったこと 序盤はいつもどおり足回り系と、モニタリング系の準備。 また予選では複数デプロイスクリプトがいまいちだったので、それも今回事前に用意しておいてシュッと複数サーバにデプロイ出来るようにしておいたのは良いポイントでした。 あとalpのregex集計が便利すぎて「alp便利〜」とずっ
はじめに AppleのM1コアの登場などにより、DockerイメージもARM64プラットフォームへの対応が求められているが、docker buildx build --platform linux/amd64,linux/arm64をそのまま用いるやり方は、たとえばこのコマンドを動作させているコンピューターがIntel(AMD64)プラットフォームである場合、ARM64側はQEMUによるエミュレーション下でDockerのビルドとなるため非常に低速となり時間がかかる。もし手元にIntelなどのAMD64のコンピューターとM1 MacなどのARM64のコンピューターがあれば、この2つでそれぞれAMD64とARM64のイメージを作成して1つにまとめたいと考えた人がいると思う。 この記事では下記の@falmsさんの情報を元に、このような2台の別プラットフォームのコンピューターを利用して2プラットフ
前回のtagprの紹介エントリの反響が思ったより大きくて喜んでいます。ということで、積み残し及び、要望やヒントから着想を得て幾つかの機能を追加実装しv1.0.0をリリースしました。 https://github.com/Songmu/tagpr/releases/tag/v1.0.0 ありがたいことに、public repoだけでも十数名の方に既にご利用いただいているようで、フィードバックから細かいエッジケースの修正も幾つかおこなって敲かれたため、だいぶ使い物になるソフトウェアになったと言って良いでしょう。 ということで、追加された機能等について解説していきます。 uses: Songmu/tagpr@v1 これまではワークフロー上で uses: Songmu/tagpr@main とブランチ直指定してもらっていましたが、uses: Songmu/tagpr@v1 と指定できるようになりま
BigQueryへMySQLやPostgreSQLから直接ニアリアルタイムでレプリケーション可能に。「Datastream for BigQuery」登場 Google Cloudは、BigQueryに対してMySQLやPostgreSQL、Oracle Databaseからニアリアルタイムで直接データのレプリケーションを可能にする新サービス「Datastream for BigQuery」をプレビューリリースしました。 オンプレミスやクラウドで稼働するMySQLやPostgreSQL、Oracle DatabaseでのOLTPによるデータ操作が、ETLツールなどを挟むことなくほぼリアルタイムでBigQueryに反映されるため、プライマリとなるデータベースのOLTP処理に負荷をかけることなく並行してBigQueryによる大規模データの分析処理が容易になります。 To stay compet
株式会社ラクーンホールディングスのエンジニア/デザイナーから技術情報をはじめ、世の中のためになることや社内のことなどを発信してます。 bashパフォーマンスMySQLInnoDBDB設計インデックス こんにちは、羽山です。 今回は MySQL のプライマリキーに UUID を採用する場合に起きるパフォーマンスの問題を仕組みから解説します。 MySQL(InnoDB) & UUID のパフォーマンスについては各所でさんざん議論・検証されていますが、論理的に解説した記事が少なかったり一部には誤解を招くようなものもあるため、しっかりと理由から理解するための情報として役立つことができればと思っています。 UUID と比較される古き良き昇順/降順のプライマリキーはというと、 MySQL の InnoDB において良いパフォーマンスを出すために縁の下の力持ちのような働きをしてくれているケースが実は少な
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