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*MusicとFolkに関するtxmx5のブックマーク (58)

  • わたしを作ったレコードたち 第6回 / ゑでゐ鼓雨磨(ゑでぃまぁこん) | Record People Magazine

    わたしを作ったレコードたち 第6回 / ゑでゐ鼓雨磨(ゑでぃまぁこん) 姫路にゑでぃまぁこんというバンドがあり、無数の音源をCD-Rで出している。そしてそのどれもが素晴らしい……と、うわさだけはかなり前から聞いていた。実際にその演奏を見たのは2014年の春、神戸・塩屋の旧グッゲンハイム邸だった。 そのとき、自分が聞いていたうわさはなんだったんだと思った。うわさがうそだったと思ったのではなく、うわさから想定していた音楽の、そのはるか上にあると思えたほどライヴが素晴らしかったから。そのときの彼らは7人編成くらいだったか。何時間もやったような記憶さえある(実際には40分くらいだったはず)。 ふわふわとゆらゆらと。リード・ヴォーカルの女性(ゑでゐ鼓雨磨)を中心にしたバンドのアンサンブルはとことんまで静かでドリーミーで。だが、スローライフ的な穏やかさではなく、芯にびりついた何かがあり、どこか民話や寓

  • Déjà Vu: 50th Anniversary Deluxe Edition / Crosby Stills Nash & Young (Rhino/Atlantic)

    Disc Review Déjà Vu: 50th Anniversary Deluxe Edition / Crosby Stills Nash & Young (Rhino/Atlantic) デジャ・ヴ:50周年デラックス・エディション/クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング 以前、ニール・ヤングの『ヤング・シェイクスピア』という未発表ライヴ・アルバムを紹介した際も書いたことの繰り返しになるのだけれど。ぼくたち日の洋楽ファンは、というか、少なくとも当時中学生だったぼくは、CSNY、つまりクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングというグループの素性について、ほとんど何もわかっていなかった。 当初、CSN、クロスビー、スティルス&ナッシュとして1969年にファースト・アルバムをリリースしたとき、ぼくが当時愛読していた『ミュージック・ライフ』誌などでも“スーパー・グループの誕生”とか紹

    Déjà Vu: 50th Anniversary Deluxe Edition / Crosby Stills Nash & Young (Rhino/Atlantic)
  • ビッグ・シーフ(Big Thief)の革新的サウンドデザインの秘密――新作の音響を高橋健太郎が聴く | Mikiki by TOWER RECORDS

    いまやUSインディーロック/フォークを代表するバンドに成長したビッグ・シーフ。彼女たちの新作『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』は、リリースされるやいなや絶賛されているが、特にその独特で時に歪でさえある実験的なサウンドデザインが注目されている。そこで、ここでは、音楽評論家でレコーディングエンジニアでもある高橋健太郎に、ビッグ・シーフの新作の録音や音響を分析してもらった。 *Mikiki編集部 ビッグ・シーフというバンドが立つ新しい地平 ビッグ・シーフの『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』は20曲入りの大作だ。バンドとしては、2枚のアルバム『U.F.O.F.』、『Two Hands』を残した2019年以来のリリース。その間に、シンガーのエイドリアン・レンカーはソロプロジェクトへと向かい、『so

    ビッグ・シーフ(Big Thief)の革新的サウンドデザインの秘密――新作の音響を高橋健太郎が聴く | Mikiki by TOWER RECORDS
  • ビッグ・シーフ、その“移ろい”の美学 | TURN

    2018年。ビッグ・シーフが老舗インディー・レーベル《Saddle Creek》よりセカンド・アルバム『Capacity』をリリースした時点では、まだこのバンドは一部のインディー・ロック・ファンのみぞ知る存在であった。しかし2019年に発表された『U.F.O.F』と『Two Hands』という二枚のアルバムを契機に、批評家筋からの高評価のみならず『U.F.O.F.』がグラミー賞ベスト・オルタナティヴ・ミュージック・アルバムに、『Two Hands』に収録された「Not」がグラミー賞ベスト・ロック・パフォーマンスにそれぞれノミネート。停滞があちらこちらで囁かれていた(US)インディー・ロックに到来した新たなスター・バンドとしてこのバンドは一躍ワールド・ワイドな存在となった。ヴォーカル/ギターのエイドリアン・レンカーとギターのバック・ミークのルーツたる、フォーク(・ロック)をベースとしながら、

    ビッグ・シーフ、その“移ろい”の美学 | TURN
  • interview with Big Thief (James Krivchenia) | ele-king

    Home > Interviews > interview with Big Thief (James Krivchenia) - USフォーク・ロックの至宝による壮大なる傑作 ミュージックのなかにはマジックがある──以下のインタヴューで、そうまっすぐに話す人物がプロデュースを務めていることは、間違いなくこのアルバムの美点であるだろう。異なるパーソナリティを持つ人間たちが集まって、それぞれの音を重ねていくことの喜びや興奮を「魔法」と呼んでいること自体が、ビッグ・シーフというバンドの魅力をよく表している。 もはや現在のUSインディ・ロックを代表するバンドと言っていいだろう、ビッグ・シーフの5作目となる『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』は、もともとエンジニアでもあったドラムのジェイムズ・クリヴチェニアが全編のプロデュースを務めた2枚組全20曲

    interview with Big Thief (James Krivchenia) | ele-king
  • Grouper | ele-king

    Shade=物陰、リズ・ハリスらしいタイトルだ。彼女の音楽はつねに、太陽より月光、月光より月影、そして石よりも水、外的ではなく内的な動きにおけるさまざまなヴァリエーションだった。ハリスの作品は、ぼくがこの10年、ずっと追いかけている音楽のひとつで、今朝、待ち焦がれていたその新作がようやく届いた。先行発表されていた2曲を何度も聴いていたので、いつものこととはいえ今回のアルバムもきっと素晴らしいだろうと思っていた。で、いざじっさい聴いてみるとやはり間違いなかった。 2005年の自主リリースされたCDrがリズ・ハリスの最初の作品だった。タイトルの「Grouper」とは、彼女が育ったサンフランシスコの、ゲオルギー・グルジェフに影響されたカルト・コミューンの名前から取られている。突然両親が変わることさえあったという「Grouper」では、子供はいわば実験対象だった。カルト内では虐待や抑圧も多々あった

    Grouper | ele-king
  • ジェイムス・ブレイクも惚れ込む歌声、ムスタファが紡ぐ「インナーシティフォーク」とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ムスタファ(Mustafa)のデビューアルバム『When Smoke Rises』が多くの共感を集めている。ドレイクにその才能をフックアップされ、ザ・ウィークエンドやカリードへの楽曲提供を経て、作でプロデュースを買って出たのはジェイムス・ブレイク。さらにジェイミーxxやサンファも迎えた大型新人とは何者なのか? 音楽ライター/編集者の天野龍太郎が解説する。 ムスタファという名前は匿名的で、その響きからはぼんやりとした像しか浮かんでこない。ムスタファ・アーメドという名にしても、アラブ系で、おそらくムスリムだということは伝わってくるが、あまりにもありふれた名前である。 けれども、彼の歌声を聞いたら、その名前は、きっと忘れがたいものになる。傍らで語りかけるような発声と、なにより、その低くかすれた声質。ムスタファの歌は、聴き手にとても近い。フランク・オーシャン、モーゼズ・サムニー、サーペントウィ

    ジェイムス・ブレイクも惚れ込む歌声、ムスタファが紡ぐ「インナーシティフォーク」とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • フォークの新潮流、その深い森にエイドリアン・レンカー(Adrianne Lenker)とディス・イズ・ザ・キット(This Is The Kit)の導きで迷いこむ。高橋健太郎 × 岡村詩野 対談 | Mikiki by TOWER RECORDS

    2019年、『U.F.O.F.』と『Two Hands』という2つの傑作によって、名実ともにUSインディーを代表するバンドになったビッグ・シーフ。そのフロントウーマンのエイドリアン・レンカーはソロ・アーティストとしても優れた作品を発表しており、このたび『songs』と『instrumentals』という2作を一度にリリースした。マサチューセッツの山小屋で録音されたという歌とアコースティック・ギターによるその音楽は、コロナ禍で混沌とした浮世から隔絶した内面世界を描き出している。 時を同じくしてリリースされたのが、ケイト・ステイブルズを中心としたバンド、ディス・イズ・ザ・キットの新作『Off Off On』だ。ナショナルのアーロン&ブライス・デスナー兄弟に愛される彼女の才能は、これまで以上に伸びやかに、ポップに花開き、フォーク・ミュージックの新たな可能性に挑んでいる。 今回は、高橋健太郎と岡村

    フォークの新潮流、その深い森にエイドリアン・レンカー(Adrianne Lenker)とディス・イズ・ザ・キット(This Is The Kit)の導きで迷いこむ。高橋健太郎 × 岡村詩野 対談 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【ライブレポート】前野健太×5lack、フォークシンガーとラッパーが異色ツーマンで長渕剛デュエット(写真21枚)

    昨年4月に約4年半ぶりのニューアルバム「サクラ」をリリースしたフォークシンガーの前野と、11月に約3年ぶりのニューアルバム「KESHIKI」をリリースしたラッパーの5lack。一見接点のないように思える2人は昨年10月に京都で行われたUNDERCOVER主催のイベントがきっかけで知り合い、すき焼き屋やカラオケ店で親睦を深めたのだという。そんな2人の異色のツーマンライブはLIQUIDROOMの恵比寿移転15周年を記念するイベント「LIQUIDROOM 15th ANNIVERSARY」の一環として行われ、会場にはそれぞれのファンが数多く集まった。

    【ライブレポート】前野健太×5lack、フォークシンガーとラッパーが異色ツーマンで長渕剛デュエット(写真21枚)
  • ラップとフォークを突き詰めた2人が見つけた「KESHIKI」~5lack×前野健太対談【後編】|日刊サイゾー

    Photo by Taro Mizutani 5lackが、オリジナルアルバム『KESHIKI』をリリースした。これを記念して、日刊サイゾーではシンガーソングライターの前野健太との対談を企画。前編では対談のきっかけや互いの印象、両者の出会い、そして2人をつなぐ重要なピースであるUNDERCOVERについて話してもらった。 後編では、2人に音楽や歌詞に対する思いを聞いた。ラッパーとシンガーソングライター。それぞれ異なる視点を持ったミュージシャンが、『KESHIKI』を読み解いていく。対談の最後に、2人がたどり着いた場所はどこなのだろうか? ■5lackを聴いてたら詩集はいらねえよ ――『KESHIKI』を聴いた前野さんの感想を教えてください。 前野 泣いた。京浜東北線に乗ってる時、イヤホンで『KESHIKI』を聴いてました。そしたら「進針」が流れてきて。車窓からは青空が見えたんですよ。僕は詩

    ラップとフォークを突き詰めた2人が見つけた「KESHIKI」~5lack×前野健太対談【後編】|日刊サイゾー
  • interview with Kan Mikami もうひとりの、“日本のパンク”のゴッドファーザー - ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング

    Home > Features > Interview > interview with Kan Mikami もうひとりの、"日のパンク"のゴッドファーザー:三上寛、超ロング・インタヴュー 明日で世界は終わるだろう 明日で世界は終わりさ けれど誰がそれを信じるだろう 誰がそれをきくだろう "アンコ椿外伝"(2011) ディストピアを声高く歌うひとを、昨年の11月、麻布の〈新世界〉で見た。「カモメよカモメ~、この世の終わりが~」、彼は未来のなさを、海の荒々しい彼方の情景を、独特の節回しの唄とギターの演奏のみで、これでもかと言わんばかりに展開した。東京という街がとにかくナイーヴで、相変わらずの励ましソングか、口当たりの良いヒューマニズムを繰り返すしか脳のないときに、1960年代末に青森からやって来て、寺山修司と精神的に結ばれながら、放送禁止用語集のような楽曲を発表していた三上寛は、いまも堂

    interview with Kan Mikami もうひとりの、“日本のパンク”のゴッドファーザー - ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング
  • Mom’s Back to Her Crazy Life: An Interview With Japanese Folk Pioneer Sachiko Kanenobu, PopMatters

    Mom’s Back to Her Crazy Life: An Interview With Japanese Folk Pioneer Sachiko Kanenobu Sachiko Kanenobu left her native Japan just as her debut album was being released. Now, nearly 50 years later, the classic album Misora is getting a new life. So is Kanenobu with a little help from guitarist Steve Gunn and the spirit of Philip K. Dick. Two things of note about Sachiko Kanenobu: She has an imposs

    Mom’s Back to Her Crazy Life: An Interview With Japanese Folk Pioneer Sachiko Kanenobu, PopMatters
  • 【INTERVIEW】三輪二郎に聞く『しあわせの港』全曲解説 - indiegrab

    シンガー・ソングライター、三輪二郎。その5年ぶりの新作は、2015年末からライヴで活動を共にしてきた伊賀航(ベース)と北山ゆう子(ドラムス)の3人で作られた。2018年5月、映画『アストラルアブノーマル鈴木さん』(2019年1月公開)の主題歌「ひなたぼっこ」(iTunes/Apple Music、Spotify)を録音、配信リリースしたことで制作気運は加速、夏からリハーサルを重ね11月からスタジオ入り、エンジニア中村宗一郎が加わり、この少人数の最大限のアイデアでもって1月に完成した。 1. 犬と煙草 三輪二郎:これが出来たのは2年くらい前、ブギーのカッコいいギターリフが出来てたんで、それを伊賀航と北山ゆう子に聴かせたんですね、それでアレンジつけてもらって。 –:歌詞は同時に? 三輪二郎:そう、一気に出来ましたね。ボブディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」みたいな散文の羅列のブ

    【INTERVIEW】三輪二郎に聞く『しあわせの港』全曲解説 - indiegrab
  • Yves Jarvis | ele-king

  • Fleet Foxes | ele-king

    耳を澄ませば、海が囁く声が聞こえる。目を凝らせば、温かな木漏れ日が見える。 フリート・フォクシーズの6年ぶり、3枚めのアルバムには、気をつけていなければ聴き逃してしまいそうな小さな音がたくさん録音されている。まずもってその幕開けに用意されたのが「静けさ」だ。ポロンと小さく弾かれるアコギの弦と、呟くように抑制された男の歌声。それは1分を過ぎた辺りでバッと視界が開けるように多人数・多楽器によるアンサンブルとなるが、よく聴けば、鳥のさえずりが後ろで響いている。雄大なストリングスの旋律と、聴いていると背筋が正されるような毅然とした歌声。そしてそれは、やがて波の音を導いてくる……。ダイナミックな風景の移り変わりの後景には、たくさんの生き物や自然の気配がざわめいている。密室的なところがまったくない。これは旅の音楽だ。見たこともない場所へと、自分の足で踏みこんでいこうとするフォーク・ミュージック……。

    Fleet Foxes | ele-king
  • Calexico | ele-king

  • Mount Eerie | ele-king

    映画について書く仕事をしているとレコメンドを訊かれることも多いが、そのとき「重い映画は勘弁してくれ」と加えてくるひとは案外多い。と書くと、映画がある種の気晴らしと捉えられていることに対する愚痴のようだが、そうではなく、映画が語りうるものの力を知っているがゆえにこそ「重い」作品に向き合うことは精神的に容易ではないという含意がそこにはある。この間も子を持つ友人に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のプロットを簡単に説明すると、「自分はその映画を観られない」と言っていた。「観たくない」ではなく、「観られない」だ。人生における理不尽な悲劇とスクリーンを通して直面できない……という呟きを前に、何を偉そうなことを言えるだろう。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』には「重さ」だけではないユーモアや美があるのだけれど、子を持つ人生を選択した彼を前にして、子を持たない僕は押し黙ることしかできなかった。 では、重

    Mount Eerie | ele-king
  • Grouper | ele-king

  • Father John Misty | ele-king

    シンガーソングライターとは因果な生き方だと、『ゴッズ・フェイヴァリット・カスタマー』を聴いているとつくづく思う。1曲め、哀愁に満ちたフォーク・ナンバー“Hangout at The Gallows”、アンサンブルが激しくなるとジョシュ・ティルマンは朗々と歌い上げる。「きみにとって政治とは? 宗教とは? きみは何を摂取し、何を生きる理由にしているのか?」──この問いにすぐ答えられる人間などめったにいないだろう(いたとしたら、そんな奴はちょっと信用できない)。だがティルマンは、ほかの多くのミュージシャンやシンガーと同じように、これに似たような質問をインタヴューと称して受け続けてきたのだろう。内面や思想、社会や政治に対する見解からプライヴェートに至るまで──自らのもっとも内側にあるものさえを、売り渡して生きていくということ。作はソングライターという特異な人生を選んだ自分を描いたセルフ・ポートレ

    Father John Misty | ele-king
  • Conner Youngblood | ele-king