オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」は2022年4月4日をもって公開を終了しました。多くの方からのご賛同にあらためて感謝申し上げます。今後については詳細が決まり次第このサイト上でお知らせいたします。 2022年4月4日 差出人一同
「呉座勇一事件」の衝撃 2021年2月、ベストセラー『応仁の乱』(中公新書、2016年)の著者・呉座勇一が、シェイクスピアを中心とする文学の研究者で、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019年)などのフェミニズム批評でも知られる北村紗衣をはじめ、多数の女性や「フェミニスト」「リベラル派」と目される学者や知識人への誹謗中傷を、4000人以上のフォロワーを抱えているツイッターの非公開アカウントで大量に行っていたことが、フォロワーから北村への「告発」で発覚しました。 元々は北村が、『観応の擾乱』(中公新書、2017年)の著者である亀田俊和が、高名な歴史学者である網野善彦に対して「日本が嫌いそう」「レフティ」などといった評価を行ったことに対して北村が「冷笑的」と批判したことで一悶着あったことに端を発する議論から、様々な経緯があって発覚したものですが、呉座のツイートには、女性研究者や
※本記事には性暴力事件に関する記述が含まれます。 ※本記事には一部本編の内容に関する記述が含まれます。あらかじめご了承下さい。 (メイン画像:© Universal Pictures) 2000年代USカルチャーを彷彿させるポップなビジュアル。ジャンル定型の破壊を志した異色のオスカー脚本賞作 「『アカデミー脚本賞』はクール」。ここ最近、英語圏映画ファンのあいだで評判が立っている。 根拠となっているのは近年の受賞作品、第90回『ゲット・アウト』、そして第92回『パラサイト 半地下の家族』だろう。2つの人気作の共通点として、ハリウッドにおけるジャンル定型を刷新するようなトーン転換と衝撃展開の連続、今日的な社会問題との接続といった、考察や議論を喚起しやすい作風が挙げられる。「#MeToo以後のオスカー映画」と謳われた2021年の第93回受賞作『プロミシング・ヤング・ウーマン』にも通じる個性だ。
割と有名なフェミニスト団体のサイトでTERFの主張が無批判に垂れ流されていてビックリしちゃった。 https://wan.or.jp/article/show/9075 トランスジェンダーの人たちに対する悪質な差別煽動だと思うけど、これって次の2つの理路のどちらかでしか正当化できないよね…… 差別主義を肯定する差別主義者にも議論の場が与えられるべきだと主張する1を選んだ場合、まあ自殺だよね。お疲れ様です。今後WANやその周囲の人たちがどんなに女性差別を訴えようとも聞き入れる価値はゼロということですね。 2を選んだ場合、これはかなり強硬な表現の自由を主張しているということになるよね。 表現の自由を掲げてヘイトスピーチの法規制に反対する人は一定数いるけど、彼らの主流派は「ヘイトスピーチはけしからんかもしれないが公権力によって取り締まられるべきではない」と言っているのであって、ヘイトスピーチを積
セックスは楽しい、だけど男に加担している気がする 薫:こんなこと言ったら上野先生に怒られちゃうかもしれないんですが、私、セックスが大好きなんです。 上野千鶴子さん(以下上野):ねえ、なんでそんな前フリするの?まず、年長の世代が性に保守的だとは思わないでほしいの。 私の学生時代は学生運動も盛んだったけど、性革命の時代でもあった。「初夜」なんて馬鹿げた言葉がまだあったこともあって、その反動も激烈な時代でした。フリーセックスという言葉が出てきたのはちょうどその時期で、学生運動のバリケードの裏でフリーセックスをしている学生はたくさんいたの。オープンマリッジ(婚外交渉OKの結婚)やポリアモリー(複数のパートナーと性愛関係を結ぶこと)って最近生まれた概念のような扱われ方をしているけど、昔からある。だけど、そんな性的な実験がどこに雲散霧消したのってくらい、その後みんなモノガミー(1人のパートナーとのみ性
司会進行を務めていた小保内ですが、イベント中司会に徹していたため特に言えなかったことを殴り書きます、主に最後に僕が司会者からのまとめとして「問題点が10個くらいある」と言ったものにかんする補足、殴り書きです ・結論から言えば、単体として見た時、中身に実りの多いイベントではなかったんじゃないの ・対話は成立していなかったし、そのことは「語彙の違い」みたいな言葉で討論中にも確認された ・2時間喋った上で後半10分で「差別ってなんなんですかね」って話で2人が詰まるのどうなの ・オフライン討論イベント初回ということもあって「やることに意義があった」みたいな総括でイベントが閉じようとしていた、やることに意義があるのはそうだと思う、でもそれがイベントの価値全てになるのは最後の手段感あってあんまよくない ・司会席から見ると記者席の方々がメモを止めていく様がよく見えた。あれマジで見てて悲しくなった ・イベ
以下では、フェミがオタク叩きをする根幹思想”社会構築主義”とは?における主として次に挙げる2ツイートの問題点の指摘と、関連して宇崎ちゃんの献血ポスターについての議論を行う。 そもそも 「社会構造ってなに? どこにあるの? どうやって見つけるの? それは反証可能性あるの?」 って、どの研究書を読んでもまともに書いてない。ただ、「ある」ってことを前提にして話をしてる。 そもそも「社会構築主義」に限らず、社会学において、社会構造と人間の行為の関係は、最も根本的なところでまったく解明されていない。 人間が社会構造を作り、その社会構造が人間を規定するというのがどういうことなのか(ミクローマクロリンク問題)、社会学出来てから100年以上全くわかってない。 この文章を書いた理由としては、上記Togetterがあまりに「社会学」についてのひどい誤りを書き散らしているにもかかわらず「参考になった」的なコメン
馬の眼🐴 @ishtarist 宇崎ちゃんポスターについて、オタクとフェミ相互理解のための補助線 #BLOGOS blogos.com/outline/413806/ この記事、ほんまにすごいほぼ完璧な整理。 これ、ほんと世界観の違いなんだよなぁ。で、実はオタクって、むしろ本来のリベラルに近いんだよ。 でもこちら側の偏見が、彼らを遠ざけてる。 2019-10-31 19:21:15 馬の眼🐴 @ishtarist そして、これと同レベルの両陣営に配慮した総括が、ポスター批判側から出せるかどうかじゃないかな? まあ、もし出せるとしたら、ラディカルフェミニズムをなんらかの形で放棄したときだろうね。 2019-10-31 20:41:22 馬の眼🐴 @ishtarist ラディフェミ(≒社会構築主義)は「表現の自由」よりも「内心の自由」をターゲットにしているのはその通り。個々人の「主観性」
Netflixでアルフォンソ・クアロン監督の新作『ROMA/ローマ』を見た。配信だが、話題作だし一応新作なのでレビューしようと思う。 www.netflix.com 舞台は1970年代初頭、メキシコのコロニア・ローマで家政婦として働く先住民の女性クレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)がヒロインである。ミドルクラスの家庭に住み込みで働き、家族から愛されているが、ある日妊娠に気付く。ところが武術にハマっている恋人フェルミン(ホルヘ・アントニオ・ゲレーロ)はろくでもない男で、自警団(ロス・アルコネスという政府を支援する武装組織らしい)に入ってクレオを捨ててしまう。クレオは雇い主の家族に頼るが… モノクロの計算された画面が大変美しい映画である。先住民のヒロイン、クレオがちゃんと奥行きのある魅力的な人間として描かれているところも良い。しかしながら個人的に全然趣味じゃなかった…というか、2つの点で好きになれ
「私、この論文嫌い」 4時限目のゼミを終え、慌ただしく移動して5時限目の教室にたどりつく。今日は授業開始まで数分の余裕があるから、そのあいだに頭の中を整理して冷静に授業をはじめられそうだ。 内心で安堵しつつ次々と教室にやってくる学生たちの様子をなんとはなしに観察していたら、不意打ちのようにその声が聞こえた。 「私、この論文嫌い」 もちろん無関心ではいられない。5時限目は恋愛や結婚、性的欲望などに関する論文を読んでグループでディスカッションする授業なので、「この論文」とはその日の課題文献のことを指しているはずである。 もちろん学生が読むべきだと思って私が選んだものなので、「嫌い」な理由いかんによっては私の選択が間違っていたということになるかもしれない。 ちなみにその日の課題文献は女性の美容整形を題材にしたフェミニズムの文章で、主張は次のようなものだ。 「美容整形というのは本人の自由意志でやっ
例の巨乳着衣の女性が表紙のラノベについて、ある女性と議論を交わした。女性「不快と感じるかどうかは人によるって田中さんは言うけど、じゃあ蓮コラが表紙になった本が平積みされてたり、ビルの上の看板になっていたとしたら、田中さんは目をつぶって街を歩く?」と言われて答えられなかった。 — はぁとふる舞国土@3日目東ス26a (@keiichisennsei) September 22, 2018 胸を強調した女性の絵が表紙のラノベが、子供も目にするところに積まれていた件*1について、田中圭一氏がある女性と話したことらしいが、この件については、こういう個人レベルの快・不快の問題というよりは、社会のどの層の人たちにとっての快・不快の感覚が優先されているかということが、問題の本質だと思う。 今回問題になっているのは、ジェンダーの快・不快問題だ。多くのヘテロセクシャル男性にとっての快・不快の感覚が優先され、
――覚醒剤、コカイン、大麻、向精神薬……クスリに溺れる女たちを嗤うのはたやすい。だが、彼女らの声に耳を澄ませば、セックスやジェンダーをめぐる社会の歪みが見えてくる。これは、文筆家・五所純子による“女とドラッグ”のルポであり、まったく新しい女性論である。 ↑画像をクリックすると拡大します。 2018年2月、コカイン使用の疑いで逮捕されたゴーゴーダンサーの君島かれん。(写真/草野庸子) 「あんま覚えてないんですよね」 まただ。かれんも言う、リナも真弓も言った。初めてクスリをやったのはいつ? 捕まったときの状況は? どう殴られた? あいつと出会ったきっかけは? 過去の重要な局面を問うと、彼女たちは“覚えていない”と答える。はぐらかしているのではない。実に記憶が曖昧なのだ。自分の身に起きていることに注意深くブックマークをつけながら今を体験している人なんていない。それは押し入り強盗でなく、忍びやかに
ymils(イム)⚡ @ymils_y キズナアイを攻撃している筆頭に出てくる弁護士さん。『ゆらぎ荘の幽奈さん』でも『幸色のワンルーム』でも規制を求めて騒いだ人なので、クリエイターにとっても迷惑極まりない。 女性の権利やジェンダーという大義名分を盾に、ただ「自分の嫌いな創作物を根絶したい」と言ってるだけじゃないですか。 2018-10-04 21:41:50 ymils(イム)⚡ @ymils_y 露出がどうというのも、明治時代に作られた女性はみだりに肌を露出してはならないって軽犯罪法が現存するんですけど、60~70年代のウーマンリブ運動でミニスカートを代表に無効化、自発的に露出する自由を先達は獲得してきたのにそこからも逆行している。二度とフェミニストを名乗らないでほしい。 2018-10-04 21:51:50
水戸泉・30日東5ナ52a神田カルチェラタン・新刊『薔薇の名前』 @mittochi 「表現」とは、他者に配慮することによって枯渇するようなやわなものではないはずだ。 本当に表現したいなにかがあるのなら、さまざまな配慮があることによって、それをくぐることによって、その表現はいっそう磨かれ、光り輝くのではないだろうか。(引用終わり) 大 き な お 世 話 だ よ 2018-10-06 18:11:56 水戸泉・30日東5ナ52a神田カルチェラタン・新刊『薔薇の名前』 @mittochi 「恋愛を書くのに、何もセックス描写を入れる必要はないですよね?」「恋愛を書くのに、何も男同士である必要ないですよね?」「可愛い女の子を描くのに、何もミニスカートである必要ないですよね?」貴様のお気持ちとかお好みにいちいち配慮して仕事になるかボケとしか言いようがない。 2018-10-06 18:17:30
🌸少年ブレンダ🌸 @hibari_to_sora キズナアイを含め「Vtuber」の背景にはニコ動のオタクカルチャーがある。ネトウヨ文化なんだよ。で、さらにオタク文化とか「萌え絵」って今や日本に枢軸はない。韓国なんかネットゲームなんかでかなり早い時期に「萌え絵」を取り入れてきた。 2018-10-05 00:28:11 🌸少年ブレンダ🌸 @hibari_to_sora 今や世界中のオタク文化が「Vtuber」の市場で、彼女たち仕事ってのは、そこで男の子たちを接待するプロのヴァーチャル嬢だよ。これは一種の風俗産業のようなものだよ。それを公式に持ち上げているのが日本の姿だよ。私はいいけど、マジで、他の知識人たちはいいと思ってるの?震撼した方がいいぞ。 2018-10-05 00:28:12
現代独特のもの、そして日本発のものとして語られることの多いオタクカルチャー。 でも、「17世紀のイギリスにも、二次創作の文化が存在した」なんて聞くと、びっくりしませんか? 今回取材したのは、「17〜18世紀イギリスにおける、シェイクスピアの女性ファン」 を研究なさっている東大卒研究者・北村紗衣先生。 北村先生は東大の教養学部・表象文化論学科で、学位・修士号を取得したのち、 イギリスのキングスカレッジロンドンにて、「17〜18世紀にシェイクスピア劇を楽しんでいた女性たちの歴史」をテーマに博士論文を執筆・博士号を取得され、今年(2018年)には同テーマでの一般書も刊行されています。 この研究、めちゃめちゃ面白そうじゃないですか? だって考えてもみてください。あなたが今好きだと感じているコンテンツ、漫画でも映画でも小説でもゲームでも劇でも構いません。 あなたがその好きなコンテンツに注ぐ情熱と、同
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