さいたま市立漫画会館の「魔夜峰央原画展」(11月末に閉幕)で、話題になった香りがある。作品にちなみ、ローズフレグランスで演出した会場。鼻腔(びこう)に届く爽やかな芳香には、深谷産の「食べられるバラ」が使われているという。協力したのは食用バラの栽培、そのバラを原材料とした加工食品と化粧品の開発販売を手がける会社「ROSE LABO(ローズラボ)」(深谷市)。農業の世界に飛び込み、20代で起業した田中綾華社長(30)は「バラを通して多くの人を幸せにしたい」と話す。
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