7月の東京都議選の期間中に無免許運転で人身事故を起こし、辞職勧告決議を受けた木下富美子議員(55)=元都民ファーストの会、現在は無所属の一人会派、板橋区選挙区=が、公の場に姿を現さず3カ月が過ぎた。13日には改選後初の都議会定例会が閉会。審議に関わらないまま、議員報酬など総額約395万円が支払われた。現状で強制的に辞めさせる手段はなく、一部会派は長期欠席者の報酬減額のルール化を提案したが、慎重論も強く、結論は出ていない。(加藤健太、土門哲雄)
7月の東京都議選中に無免許運転で当て逃げの人身事故を起こし、自動車運転処罰法違反などの疑いで警視庁に書類送検された木下富美子都議(54、板橋区選出)に対し、地元・板橋区議会が「ノー」を突きつける。12日の第3回定例会本会議で、非難決議を全会一致で可決する方向になった。木下氏が都議会にとどまらず、板橋区の政治への信頼も損ねたとして糾弾する。 「木下氏は悪質な事故を起こしながら、一切、公に姿を見せていない。断じて許されず、看過できない。これ以上、迷惑をかけてほしくない」 板橋区議会の重鎮議員はこう語った。 区議会には、板橋区の住民有志が8月、木下氏を地方自治法に基づく「除名」にするよう、区議会から都議会に要請すべきだとする陳情書を出した。「区議会での審査にはなじまない」として見送られたが、区議や区議会事務局には苦情の電話が続いているという。 そこで、最大会派の自民党会派などが対応を協議し、非難
ホームページによると、木下氏は9月17日に道交法違反容疑で警視庁に書類送検されたことについて、「私に直接の連絡はありません」としつつ、「この度の過ちについて、猛省するとともに、司直の判断に従い、償って参りたいと思います」との心境をつづった。 自らの進退については、「『議員辞職』を求める声も承知致しており、自らの進退について深く悩み、考えを重ねて参りました」とした上で、「私にご信託くださいました有権者の皆様をはじめ、失われた信頼を回復できるよう、償うべき償いを行い、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させて頂きたいとの思いは、今も持ち続けております」と議員活動を続けたい考えを示している。 また木下氏は再選後、体調不良を理由に本会議などの欠席が続き、都から支払われた議員報酬などは、9月初旬までの2カ月ですでに約264万円に上っている。ホームページでは、体調不良について「寝つきが悪く
7月の東京都議選中に「無免許運転」で「人身事故」を起こし、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」を除名された木下富美子都議(54)に対し、地方自治法上の懲罰である「除名」を求める動きが本格化してきた。地元・板橋区の住民らが週内に、都議会と区議会の議長に対し、「陳情書」を提出するという。 提出するのは、板橋区民の有志らでつくる「日本の民主主義と公平な選挙を守る会」(以下、守る会)。 都議会は7月23日の臨時会で、木下氏への議員辞職勧告を決議した。守る会は同じ日、都議会が地方自治法135条に基づき、より強制力のある「除名」をすべきだとする要望書を、板橋区民ら計5609人分の署名とともに出している。 木下氏の行為が、地方自治法上の懲罰に該当するかは検討の余地があるが、議員の3分の2以上が出席した本会議で、4分の3以上が賛成すると除名は成立・失職する。 木下氏は、都民ファ
やる気はあるのか!? 7月の東京都議選中に無免許運転で人身事故を起こして「都民ファーストの会」を除名処分になっていた木下富美子都議(54)が当選証書を受け取っていたことが分かった。 木下氏は都議選直後に行われた当選証書付与式を無断欠席していた。板橋区選挙管理委員会によると、付与式後に木下氏の代理人と連絡が取れたという。「約1週間後に代理人の方が区役所を訪れ、当選証書を受け取っています」(担当者)。当選証書を受け取らないと都議として活動できないわけではないが、現役都議によると「身の引き締まる重要なもの」とのこと。木下氏も当選証書を前にしてやる気になったのかもしれない。 とはいえ事故発覚からずっと身を隠している木下氏を取り巻く環境は悪化するばかり。17日には地元選挙区の板橋区民ら有志が立ち上がり、小池百合子東京都知事に請願を提出。小池氏に説明責任を求めている。 この団体は「日本の民主主義と公平
東京都議会の第2回臨時会が18日から3日間、開催される。7月の東京都議選中に無免許運転で人身事故を起こした木下富美子都議(54)は行方をくらましたままだが、かつての古巣に迷惑をかけまくっている。 木下氏は都民ファーストの会を除名となり、現在は1人会派「SDGs東京」を立ち上げた。ただ7月下旬の臨時会にも姿を見せておらず、ツイッターも非公開のまま。何をしているのかまったく分からない。 困っているのは都民ファだ。ある関係者は「彼女の選挙区である板橋区にはまだポスターが貼ってあって、それをはがすように本人や周辺の関係者に連絡しているのですがナシのつぶて。すでに除名しているとはいえ、ポスターは公認した都民ファに責任があります。なので代わりに我々が、はがしに行こうと話し合っています」と明かした。 はがしに行くのは、木下氏個人の選挙ポスターではなく確認団体のものだそうで、法律上ははがす必要はない。ただ
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