『都市と星』と『膚の下』を最近読みなおしたのだけど、改めて思ったこととしては、ハルヒ来年も出ないんじゃないかなということ。 SF 小説のよくあるパターンで、閉鎖環境や知識が限定された環境を飛び出して、世界の真実に触れ、そして人類や世界をよりよい方向へ革命しようと決心する、というのがある。 『都市と星』はまさしくこういうのの原点にして最高傑作の一つなのではないかと思う。『膚の下』も人間型の思考を打ち破りアートルーパーとして残酷な神となり世界を救う決心をする、というような話だと思う。 ところでこういうタイプの話で、実際に世界を救う戦いを始める話は驚く程少ない。大体世界を救う決心をするところで終っている。『膚の下』なんかは世界が結果としてどう救われたかは明らかになっているけど彗慈がどのようにして動物達を教育して門倉京を作ったのなんかは、分からない。『都市と星』もアルヴィン等が如何にして文明の融合