身にまとう衣服が性を越境する。日本における異性装の系譜をたどる「装いの力ー異性装の日本史」が開催へ「男らしさ」「女らしさ」とはなんなのか。日本における異性装の系譜と表現をたどり、異性装という営みのこれまでとこれからを考える「装いの力ー異性装の日本史」が東京・渋谷区立松濤美術館にて開催される。会期は9月3日〜10月30日。 篠山紀信 森村泰昌 『デジャ=ヴュ』の眼 1990年 作家蔵 一般的に言われる「男らしさ」「女らしさ」とはなんなのか。日本における異性装の系譜をたどり表現を探ることで、異性装という営みのこれまでとこれからを考える「装いの力ー異性装の日本史」が東京・渋谷区立松濤美術館にて開催される。会期は9月3日〜10月30日。 「男女」という、人間を2つの性別で区分する考え方は、今日の社会においても深く根付いている。そのなかで人々は、身にまとう衣服によって性の境界を越える試みをしばしば