アフガニスタンで武装勢力タリバンが新政権の樹立を目指す中、女性たちが連日教育や就労などの権利を訴えて異例のデモ行進を行っていて、一部でタリバンの戦闘員との小競り合いも起きています。 首都カブールでは4日、数十人の女性が街頭で「女性の権利を守らない政権に正当性はない」などと声をあげながらデモ行進しました。 女性たちは「私たちは恐れない」などと書かれた紙を持って、タリバンに対して教育や働く権利を侵害しないよう訴えました。 女性たちは武装したタリバンの戦闘員に囲まれて小競り合いになり殴られたと訴える女性もいました。 参加者の1人は「仕事や学校に行けない女性たちの声をタリバンに訴えに来た」と話していました。 女性がタリバンの戦闘員と対じしてみずからの主張を訴えるのは異例のことです。 アフガニスタンではタリバンが近く新たな政権の樹立を宣言するため、国内のほかの勢力などと協議を進めています。 タリバン