現在開催中のトロント映画祭で一番チケットが手に入らなかったのは、9月11日に開催されたトーキング・ヘッズの『STOP MAKING SENSE』IMAX上映だった。今年一番を超えて、これまでで一番だったかもしれない。何しろ、私は去年史上最高にチケットが取れないと思われたテイラー・スウィフトも、ハリー・スタイルズのチケットも取れたのだ。それなのに、『STOP MAKING SENSE』は取れなかった(涙)。 理由は、2002年以来初めて、なんと21年ぶりにトーキング・ヘッズのメンバー4人が登場し、上映後に、スパイク・リー(『アメリカン・ユートピア』の映画版監督)が司会でQ&Aをすることになっていたからだ。私は、トロントにいるというのに、なんともルーザーな気分だったが、代わりに、トロントの別の会場で行われたIMAX上映とQ&Aのストリーミングを観た。しかし、この上映は、この映画が、なぜ今も「史