文原明臣が創業したnana music(ナナミュージック)は、音楽コミュニティアプリ「nana」の開発・運営を行うスタートアップ。スマートフォンを使って、誰でも簡単に歌声や楽器演奏を録音・投稿でき、アプリ内で手軽に“コラボ”を楽しめるサービスを提供している。ユーザー数は100万人超、中・高校生が6割を占め、毎日7万曲以上が投稿されているという。 小笠原治は現在、IoT(モノのインターネット)関連のアクセラレーター「ABBALab」社長、さくらインターネットフェローを務めている。エンジェル投資家として、2013年に同社へ投資を行い、支援している。 小笠原:はじめて会ったのは、2012年初頭。僕の運営するシェアオフィスで毎月、MOVIDA JAPANの懇親会が開かれており、そこで話したのが最初。僕は音痴なので、正直やっていることに興味が湧かなかった。それから約1年後、そんなに関係性があったわけ