記者会見する台湾のデジタル担当相、唐鳳(オードリー・タン)氏=台北市の台湾行政院で2021年5月19日(行政院提供) 台湾のデジタル担当相、唐鳳(オードリー・タン)氏は19日、新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、商業施設などを利用する市民の行動履歴を把握するための新システムを同日からスタートさせると発表した。従来は店舗入り口で実名を記入する方法が多かったが、新システムでは、携帯電話を使って短時間で確実に履歴を把握できるのが特徴だ。 唐氏らが今月15日から計画を本格化させ、4日で実現にこぎつけた。唐氏は19日の記者会見で「5秒以内で(履歴を)登録できる」と市民に利用を呼びかけた。