ロシアからドイツへの天然ガスの供給が大幅に削減され、ヨーロッパでエネルギーの安定供給への懸念が強まる中、ロシア側は25日、パイプラインの関連設備の保守作業を理由に、供給量をさらに減らすと発表し、本来の供給量からおよそ80パーセント減ることになりました。 ロシアからドイツに天然ガスを送る海底のパイプライン「ノルドストリーム」は今月21日、点検作業を終えて供給を再開しましたが、供給量はおよそ60パーセント減少した状態にとどまっていて、ヨーロッパではエネルギーの安定供給に懸念が強まっています。 こうした中、ロシアの政府系ガス会社、ガスプロムは25日、パイプラインの関連設備であるガスの輸送に使うタービン1台を保守作業のために停止させると発表しました。 これにより、天然ガスの供給量は今月27日から、本来の供給量からおよそ80パーセント減ることになります。 ドイツ側は、ロシアのプーチン大統領が今月20