「普通にレイプです。1日4人連続で」風俗店に34時間待機して“性行為漬け”…20歳の貧困女子大生が直面する“ヤバい現実” から続く 【画像】『貧困女子の世界』を画像で見る 10年以上前から性風俗の世界では、女性の供給が男性の需要をはるかに超え、異常なデフレ状態となっている。価格はバブル期と比較して、1人あたりの報酬は半減、月収は6~7割減。女性はカラダを売っても、苦しい生活から逃れられない現状にあるのだ。 ここでは、過酷な境遇にある女性たちの生き様を描いた、ノンフィクションライター・中村淳彦氏の著書『 貧困女子の世界 』(宝島社文庫)より一部を抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 1回目 から続く) 父親の介護がきっかけで精神崩壊 2021年2月8日、東京は2度目の緊急事態宣言の真っ最中だった。自粛が叫ばれてから早くも1年近くが経ち、平日14時の池袋は何事もなかったように人出が見られた。