SATCH Developersは、モバイル向けAR(拡張現実感)アプリケーションを開発・運用するためのプラットフォームを提供します。
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OpenGLESでのマウスピッキング 前回までのソーコードで、AR空間上にオブジェクトを浮かべて表示することができた。となると、次はこのオブジェクトをタッチしたときに、何らかの情報を表示したくなるだろう。タッチしたオブジェクトが通常のUIViewであれば、CocoaのAPIを使えばいい。だが、今回はOpenGLを使って描画しているので、タッチ判定は別の方法で行う必要がある。 つまり、画面上の座標から、そこに表示されているOpenGLのポリゴンを取得する必要があるのだ。これは、マウスピッキングと呼ばれるテクニックになる。フルのOpenGLであれば、マウスピッキングを行うために、セレクションモードと呼ばれる状態が用意されている。だが、iOSで提供されているOpenGLESでは、セレクションモードを利用することができない。したがって、別の手段を考える必要がある。 そこでここでは、ARオブジェクト
AR空間を構築する 「現実」であるカメラ画像の上に重ねるための、AR空間を構築することを考えよう。AR空間は、自分を中心とした球体の空間として捉えることができるだろう。この球体中に種々のオブジェクトを配置する。そしてiPhoneのカメラ機能を使って、その一部を切り取って表示するわけだ。 このようなことから、AR空間を実現するための技術としては、3D空間を取り扱うことが求められる。その実装としては、OpenGLを使うのが適当だろう。そこで、まずはサンプルアプリにOpenGL環境を組み込むとしよう。サンプルのプロジェクトには、ARViewというUIViewのサブクラスがある。このビューでOpenGLの表示を行うものとする。 UIViewでOpenGLの表示を行うには、まずビューのレイヤーとしてCAEAGLLayerを利用する。そして、OpenGLのコンテキストを表すEAGLConextを作成し
iPhoneアプリの開発を実践的に解説する本連載だが、前回の記事からかなり時間が空いてしまった。筆者の都合により執筆のためのまとまった時間が足りなくなったためで、素直に申し訳なく思う。どうにか再開できることとなったので、今度はできるだけ間を空けないようにがんばりたい。 連載が中断されている間、iPhoneとそのOSには、大きい動きが次々とあった。iPadとiPhone 4といった新しいハードが登場し、それにあわせてOSの名称もiOSと変更された。バージョンもiOS 4となり、マルチタスクを始めとする多くの新機能が追加された。 連載は、前回の続きであるARアプリの作り方から再開しよう。不幸中の幸いというか、新たに登場したiPhone 4とiOS 4でもARに使える機能追加が行われたので、それを早速使うことにしよう。 デバイスの位置と向きを特定する ARアプリではカメラ画像の上に、まるで現実か
ARとは iPhoneで盛り上がっているアプリケーションの分野に、AR (Augmented Reality)がある。日本語だと拡張現実感と呼ばれるもので、コンピュータの様々なセンサを使って現実の世界に情報を付加するものだ。iPhoneアプリの場合、カメラで取り込んだ映像に対して、店舗の情報などをオーバーレイ表示するものが多い。 ARアプリを実現するために必要な技術を考えてみる。ざっとこれだけの要素技術があるだろう。 カメラ画像のライブプレビュー その映像へのオーバーレイ表示 表示されているものを知るための画像認識 位置情報を取得するためのGPS デバイスの傾きを知るための加速度センサ 現在向いている方位を知るための電子コンパス 3D空間の表示 ハードウェアとして必要なものと、ソフトウェアで対応しないといけないものとがある。iPhoneは、ハードウェアとしては発売当初から、カメラ、GPS、
モバイルAR(拡張現実)はまだ新興企業が手がけるニッチな市場だが、いずれはGoogleとAppleが競争し合う大きな市場になりそうだ。 米GoogleとAppleは既にモバイルコンピューティング戦争の幾つかの戦場で角を突き合わせているが、この戦いには、まだ両社が自らの武器を見せずにいる大きな戦場が1つ残されている。それはモバイルAR(拡張現実)だ。 モバイルARとは、携帯端末のカメラのファインダーをのぞくと現実世界の風景の上に情報がオーバーレイ表示されるというもので、「現実世界のあらゆる物事が情報を持ち、インターネットによってつながれる」というInternet of Things(モノのインターネット)の実現への突破口になるとみられている。 モバイルARでは、例えば、ユーザーが自分の携帯端末のカメラをある建物にかざし、その建物に関連付けられた情報ラベルをクリックすれば、その建物の歴史に関す
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