エス・アンド・アイ 伊藤 英啓 前回までに挙げてきたポイントが押さえられていれば,仮想化導入のための基本的な関門はクリアーしたと言える。実際に検討されている方も,改めて仮想化の導入をどういう方向に進めるべきか,問題点と課題が整理されたのではないだろうか。ここから先は,仮想化の導入までは決まったという前提で,より具体的な注意点を紹介する。 落とし穴4 サイジングで見切り発車をしないこと これまでに数多くの仮想化関連の案件を手掛けてきた中で,導入を成功させるために特に重要と感じているのが仮想化システムの「サイジング」である。本来,仮想化に際して実際に必要なハードウエアやネットワークなどのインフラをサイジングすることは必要不可欠なプロセスであり,実施して当然だと思うだろう。仮想化導入計画の妥当性を検証するには,ディスクやネットワークといった基本的なI/Oの状況,CPUの使用率やシステム稼働のピー
8月28日、ノベルは都内で発表会を行ない、新社長の就任と仮想化ソフトウェアの新版「PlateSpin Migtrate 8.1」について解説した。 ディレクトリサービスやOSからスタートした同社はすでに25年の歴史を持っており、事業は多岐に渡る。現在のノベルについて新社長の徳永信二氏は「仮想化・クラウド時代のインフラを実現するソフトウェアのベンダー」と位置づけており、エンタープライズ向けディストリビューション「SUSE Linux」と仮想化プラットフォームの「Xen」などを中心に据える。SUSE Linuxに関しては、グローバルのエンタープライズサーバへのOEM提供が好調なほか、マイクロソフトとの技術提携やRHEL(Red Hat Enterprise Linux)からの移行プログラムも用意しているという。 一方で、今まで国内でのパートナー開拓や製品の投入が課題と位置づけており、徳永氏は「
小川 大地,飯島 徹 日本ヒューレット・パッカード ここでは,既存の物理環境から仮想環境へのサーバー移行を実現するP2V(Physical to Virtual)について,基本的な考え方と実際の手順を説明する。 VMware Infrastructure 3の中にあるVMware ESXでは,新規の仮想環境を非常に簡単に構築できる。仮想マシンはウィザードで作成可能で,仮想マシンへのOSなどのインストールは通常の物理環境における作業と同じである。 しかし,既に稼働している物理環境を仮想環境へ移行する場合,この方法で新規に仮想マシンを構築して,アプリケーション類を移植すると非常に面倒だ。そのようなときP2Vツールを使えば,既存の物理サーバーの環境をもとに,仮想化した環境を構築することで,移行作業を効率化できる。 既存の仮想環境を,別の仮想化ソフトで構築した仮想環境へ移行する場合もあるだろう。そ
Red Hat is an enterprise software company with an open source development model. Communities power everything we do—the products we create, the culture we embrace, and the solutions we design with customers. We advocate for them every day. Because when they succeed, our customers do, too. Participate - Red Hat participates in and creates community powered upstream projects. We contribute code, col
◆物理マシンを仮想マシンイメージにP2Vする方法 現在稼働しているサーバ機能などを VMware や Xen や KVM などの仮想マシン上に移行したい時に行う作業が P2V (Physical to Virtual) です。 P2Vでは、現行マシンのディスク上のデータを吸い上げて、仮想マシンのためのイメージファイルを作成し、さらに仮想マシン環境として動作させるための設定を行います。 保守切れのハードウェアや老朽化したハードウェアから新しいハードウェアに移行しつつも、OS環境は今まで通り使いたい時に非常に便利な方法です。場合によっては、現在多数存在しているサーバを安全に集約することができるかもしれません。 P2Vを行う時、その手段はいくつか考えられます。Windowsであれば、商用ツールなどがいくつか出ていたりVMware社が無料で利用できるツールを提供していたりするので、それを利用するの
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