「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2013」のセレクションが、28日、発表された。6軒の新しい2つ星、17軒の新しい1つ星が誕生する一方で、ベテラン勢が星を落としたり、失ったりする例が目立った。6年目のミシュランは厳しい生き残り競争に入った。 フレンチレストランでは、3つ星の2軒(ジョエル・ロブションとカンテサンス)に変動はないが、東京・銀座にオープンした「エスキス」が初登場で2つ星を獲得した。2つ星「キュイジーヌ [s] ミッシェル・トロワグロ」のシェフ、リオネル・ベカ氏と「タテル・ヨシノ 銀座」など名店を歴任したソムリエの若林英司氏がタッグを組み、和のエッセンスを生かしたコンテンポラリーな料理を提供する。 支配人の若林氏は「6月にオープンして、短期間で評価されたのがうれしい。リオネルは日本の味覚を理解する数少ないフランス人シェフ。ヨーロッパの別荘に来るようなつもりでくつろいでいただけれ
黄色い背景に赤いかかしの回転看板――。うどんチェーン「山田うどん」へのあふれんばかりの熱情を活字化した本「愛の山田うどん『廻(まわ)ってくれ、俺の頭上で!!』」(河出書房新社)が22日発売される。アメリカ式の外食チェーン展開の先駆けにして埼玉のソウルフードである山田うどんを語り尽くした1冊だ。 共著者は、雑誌「季刊レポ」編集長でライターの北尾トロさん(54)とコラムニストのえのきどいちろうさん(53)。1960~70年代に郊外型の外食店舗をいち早く軌道に乗せた山田うどんの歴史や、山田食品産業の山田裕通(ひろみち)会長(7月に急逝)との対面などが情感たっぷりに描かれている。つゆを共同開発したキッコーマンの高梨兵左衛門・特別顧問の証言などから、山田うどんを多角的に分析している。 きっかけは昨年11月、2人で配信しているインターネットTVでのおしゃべりで、えのきどさんが何気なく「山田うどんみたい
神戸市立須磨海浜水族園(須磨区)が飼育中の約600種類の生物について、年間の電気代を基に算出した1匹当たりの消費税額を低い順にランク付けした「低額納税者」を発表した。 1位はミシシッピアカミミガメで、消費税額は2円だった。 「税を考える週間」(11~17日)に合わせた企画で、昨年は餌代の消費税額を高い順に紹介。今年は節電意識の高まりを受け、「省エネな生き物」を格付けした。 ミシシッピアカミミガメは、500匹を一つの水槽で飼育。暖房代はかからず、年間の電気代は1匹当たり32円で消費税額は2円。2位の「ドクターフィッシュ」と呼ばれる淡水魚「ガラ・ルファ」の57円より大幅に抑えられた。一方、最高額はラッコの6万8265円。同園担当者は「カメは来場者に愛されて人気者。省エネだし、水族園としても助かっています」。
東京都品川区内で醸造された地ビールが、国際品評会「インターナショナル・ビア・コンペティション(IBC)2012」(日本地ビール協会主催)のアメリカンサワーエール部門で銅賞に輝いた。 日本の醸造所が同部門で受賞するのは初めてという。 受賞したのは、ビアパブ「ブルーパブパンゲア」(品川区小山7)で醸造された地ビール「ワイルド・イン・洗足」。まろやかな酸味が特徴で、「サワーエール」という種類のビールだ。 同店を営む小畑昌司さん(41)は、全国で10人しかいないビール審査の最高資格「マスター・ビアジャッジ」を持ち、2010年に発泡酒製造免許を取得した。それ以降、「色々な味わいのビールをより多くの人に楽しんでもらいたい」と、店内に自作タンクを置いて地ビール造りに取り組んできた。 一度に醸造できるのはわずか45リットルで「日本一小さな醸造所」と笑うが、これまでに醸造したビールは約30種類に上る。 サワ
神奈川県は7日、財政再建の一環として、横浜市と川崎市にある県立図書館2か所を廃止する検討を始めたと表明した。 一般への閲覧・貸し出しをやめ、専門書収集や司書養成などに特化すると、人件費や建物の管理費計約10億6200万円の削減になる。2014年度以降に方針を決定する。 県議会決算特別委員会で、二見研一県教育局長らが、松崎淳氏(民主党・かながわクラブ)の質問に答えた。県によると、都道府県立図書館で貸し出しをやめた例はなく、実施されれば全国初という。 廃止が検討されているのは、横浜市西区の「県立図書館」(開館1954年、約80万冊)と川崎市川崎区の「県立川崎図書館」(同58年、約25万冊)。県立図書館は郷土資料や明治から戦前にかけての書籍が充実しており、県立川崎図書館は社史の所蔵で全国最大規模を誇る。 県生涯学習課によると、2か所は現在、一般に対する閲覧・貸し出しに加え、専門性の高い書籍の収集
音楽ニュース 読響の新コンマスにダニエル・ゲーデと日下紗矢子が就任 (11月5日) 読売日本交響楽団は、2013年4月から、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターのダニエル・ゲーデ(46)と、べルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターの日下紗矢子(33)のふたりをコンサートマスターに迎えることを発表した。(11月5日) [全文へ] 演劇 草なぎ剛、日韓合作舞台で熱演「明日への力を与えたい」 (11月5日) 草なぎ剛の主演舞台「ぼくに炎の戦車を」が3日、東京・赤坂ACTシアターで開幕した。(11月5日) [全文へ] 演劇 デビュー40周年、鹿賀丈史が「シラノ」に再び挑む (11月5日) 脚本・作詞レスリー・ブリカッス、作曲フランク・ワイルドホーンという「ジキル&ハイド」の名コンビが手がけ、2009年に世界に先駆け日本で初演されたミュージカル「シラノ」が
山口市唯一の映画館「山口スカラ座」が11月1日の営業を最後に閉館する。 運営する丸三商事によると、将来の経営見通しが立たないため。 山口市は全国2か所目の映画館がない県庁所在地となり、関係者から閉館を惜しむ声が相次いでいる。 丸三商事は1960年にもともとあった映画館(泉都劇場)を買収。当初、スクリーンは一つだったが改修を重ね、現在は4スクリーン計530席ある。同社によると、黒字経営は維持しているが、観客数は1970~80年代がピークで以降は減少した。 同社の藤田博社長(65)は「経営状態も良く、自分の体力もあるうちに閉めようと思った」と説明。閉館決定後は、昔からの客が「ここでジョーズを見た」「ビートルズのレット・イット・ビーを見た」などと懐かしんでいるという。社長は「お世話になった観客の皆さんにはありがたいの一言」とし、27日から一律1000円(3Dは1300円)で上映している。 県都か
神奈川県藤沢市湘南台の湘南台駅の自由通路に展示されているバルーンアートが、一部の住民から「いやらしい」などと批判を受け、撤去されることになった。 バルーンアートは27、28日に同駅周辺で開かれる「藤沢市民まつり湘南台ファンタジア」を盛り上げようと実行委員会が展示したが、20日に撤去するという。 ファンタジアは今年で14回目を迎え、メーンは同駅周辺約900メートルを練り歩くパレード。パレードの売りは約150人が参加するサンバの踊りで、昨年は約15万人の人出でにぎわった。 問題のバルーンアートはサンバを踊る女性や衣装をイメージしたもので、地元の商店街や企業などでつくる実行委が初めて企画した。女性の太ももをかたどったり、楕円(だえん)形の風船に羽根などをつけたりした作品で、現代アート作家が制作。同駅東西を結ぶ自由通路の高さ約10メートルの吹き抜けで、7日から展示が始まった。 しかし、市湘南台市民
名古屋市千種区内山のコンビニエンスストア「ファミリーマート今池駅前店」で14日、男がおもちゃの「100万円札」を使いおつりなどをだまし取る事件があった。 愛知県警千種署は詐欺容疑で捜査している。 同店や同署によると、男は14日午前0時半頃、100万円札でフライドチキン(140円)を購入し、釣り銭9860円を受け取った。店員がレジにしまう際に気付いたが、男はタクシーに乗って逃げたという。100万円札は福沢諭吉が笑った肖像が印刷されていた。男は30歳代くらい。
ベイブリッジを通過した客船のうち、これまでで最大の「サファイア・プリンセス」(11万6000トン)=2006年9月撮影 横浜港のシンボル「横浜ベイブリッジ」を通過できない大型外国客船が近年、続々と登場していることに、同港を管理する横浜市が頭を悩ませている。 ベイブリッジの海面からの高さは約55メートルで、くぐれなければ、国際客船ターミナル「大さん橋」を活用できず、客船の誘致合戦で後れをとるためだ。外国船寄港数は九州地方の港を下回っており、市は打開策として新たな客船用岸壁の建設も検討している。 ◆悩みの種 「2014年3月に横浜港に入港したいが可能か」。今年5月中旬、米国の船会社から市港湾局に豪華客船「クイーン・エリザベス」(9万900トン)の入港の可否を尋ねる打診があった。国内初寄港となる同船の入港先の一つに横浜港が選ばれれば国際港としてアピールする絶好の機会になるため、市は歓迎している。
ドイツ在住のバイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が、日本音楽財団(東京)から貸与されている名器ストラディバリウス(評価額約6億1000万円)を、ドイツのフランクフルト国際空港で押収されたことに、日本のクラシック音楽関係者の間で波紋が広がっている。 楽器を貸与している日本音楽財団では4日、職員らが情報収集に追われた。同財団は購入した名器20丁を、優れた演奏家に国籍に関係なく貸与している。ヤンケさんはドイツ国籍で、父はドイツ人、母は日本人。 同財団の塩見和子理事長は、「ヤンケさんとは貸与契約を9月に更新したばかりで、証明書類もそろっていた。なぜ押収されたのかわからない。外務省や文化庁に働きかけ、一刻も早く返還してもらえるよう手を尽くす」と話す。 フランクフルト空港では8月にも、ベルギー在住のバイオリニスト、堀米ゆず子さん(54)が、所有する名器ガルネリを一時押収されたばかり。 あ
モーリス・ルブラン(1864~1941年)が描いた怪盗紳士アルセーヌ・ルパンに関する書籍がこの秋、相次いで出版される。 70年ぶりの「新作」となる未発表作品の翻訳が早川書房から刊行されたことに加え、ルブランへのオマージュとなる瀬名秀明さんの長編小説『大空のドロテ』(双葉社)も10月から刊行される。 ルブランの「新作」は今年5月、フランスで刊行された。ルブランの孫が書いた序文などによると、原稿はクローゼットの奥にしまわれていたもので、ルブランの健康状態が悪化したために完全な推敲(すいこう)はなされなかったという。 物語の冒頭には、ナポレオンとともに戦った「ルパン将軍」が、占い師に「子孫のひとりはアルセーヌという名前で、世界的な有名人になるだろう」と断言されたという挿話が紹介される。このほか、子どもたちに規律を教える教育者など、新たなルパン像が描かれている。 この作品は、未発表の新作にもかかわ
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