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ブックマーク / db.10plus1.jp (3)

  • 死体と去勢──あるいは「他なる女」の表象 | 松浦寿輝

    死体と去勢──あるいは「他なる女」の表象 | 松浦寿輝 Corpse and Castration: Or the Symbol of the "Feminine Other" | Matuura Hisaki ファロスとしての「知」 これは必ずしもわれわれがここで論じている一九世紀西欧という特定の歴史文化圏に限ったことではなかろうが、「知」の主体としての「人間」と言うとき、その「人間」という言葉がインド=ヨーロッパ系の言語ではしばしば自動的に「男」を意味するという事実それ自体によっても示唆されるように、少なくとも共同体の成員間に共有される通俗的なイメージ現象の水準では、そうした認識論的主体のありかたが男性的な徴の下に表象されてきたことは否定しがたい。カテゴリー的認識を可能にする合理主義的理性は「男」によって担われ、「女」はむしろそうした理性の行使によって探究され解明される客体の側に位置

    死体と去勢──あるいは「他なる女」の表象 | 松浦寿輝
    Imamu
    Imamu 2012/04/01
    二種類の女性表象1「還元不可能~他者性~イメージの水準~安定と既知の側に回収」2「「女」の他者性に、イメージそれ自身が脅えおののいているもの」
  • 音楽ジャンルとは何か?──サウンド・概念・権力のトポロジー | 増田聡

    音楽ジャンルとは何か?──サウンド・概念・権力のトポロジー | 増田聡 What is Musical Genre?: The Topology of Sounds, Concepts, and Power | Satoshi Masuda ポップ・ミュージックの領域で「ジャンルを越える」という宣言はすでにクリシェとしてしか機能しない。「オレたちの音楽にジャンルは関係ないぜ」と主張することは、その実践の卓越化を彼らが志向している証──誰もがそのように主張するが故に、卓越化の「資格」のようなものとしてしか機能しないのだが──として受け取られる。「ジャンルを越える」というクリシェの存在が当のジャンル自体を特徴づけるという再帰性ゆえに、ロックやポップの諸ジャンルはモダニズムと無縁なままモダニズムを演じることが出来るのだが、それはまた別の話である(要するに彼らは、資主義の揺籃の中で無自覚なポスト

    音楽ジャンルとは何か?──サウンド・概念・権力のトポロジー | 増田聡
    Imamu
    Imamu 2011/10/03
    「ジャンル~恣意的な規範性~アクターの現実的な利害関心によって選択されたルール~権力の現われ」1形式的・技術的なルール2記号論的ルール3行動のルール4社会的・イデオロギー的ルール5経済的・法的ルール
  • なぜ音楽について語りたがるのか?──音楽の倫理学に向けて | 増田聡

    なぜ音楽について語りたがるのか?──音楽の倫理学に向けて | 増田聡 Why Do You Want to Talk about Music ? : Toward Ethics of Music | Satoshi Masuda 誕生から約一世紀半にわたる音楽学の歴史は、テクスト中心主義からコンテクスト主義へのゆるやかな移行の歴史として描くことができる。人文学の一分科としての音楽学が確立されたのは一九世紀後期のドイツでのことであるが、そこでは国民国家イデオロギーを底流としつつ、当時世界に君臨していたドイツ芸術音楽を中心とするヨーロッパ音楽を主な対象に、優れた音楽作品「それ自体」の来歴を実証的に後づけ、その構造を「客観的」に構造分析する作業が学科の中核をなしていた。いわゆる歴史音楽学=音楽史学と、音楽理論の二つが音楽研究の中心的なディシプリンであったわけだ。しかし一方で、「諸民族の音楽の比

    なぜ音楽について語りたがるのか?──音楽の倫理学に向けて | 増田聡
    Imamu
    Imamu 2011/08/30
    「音楽を巡る言説~美的=倫理的定言命法が満ちあふれて」「音楽批評が「まともな言説」であるために~「音楽それ自体」の意味を独占するべく奮闘することではなく、これら倫理的言明の解読と脱構築を推進」
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