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bookと大塚英志に関するImamuのブックマーク (10)

  • 大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」

    太平記から漫画、模型、アニメ、ボーカロイドまで、日の大衆文化の通史を一冊ので描き切った日文研大衆文化研究プロジェクトによる書籍『日大衆文化史』(KADOKAWA)。 大塚英志氏 このでは、漫画の鳥獣戯画起源論など、現代の日文化が中世や近世にルーツを持つとする説は、戦時下に政治的に必要とされて「創られた伝統」だと退けた上で、それとは別に一貫して存在してきた運動を描いていく。 「お約束」や共通前提(歌舞伎でいう「世界」)を踏まえながら新要素(同じく歌舞伎でいう「趣向」)を入れて作品が生み出されていくという、二次創作的とも言える仕組みこそが「文化」であり、それは有象無象の大衆=民俗学者の柳田國男がいう「群れとしての作者」が担ってきた、という見立てのもとで見えてきた「日」「大衆」文化史の姿とは――主筆を務めた国際日文化研究センター教授・大塚英志氏に訊いた。 『日大衆文化史』は通史を

    大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」
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    Imamu 2021/01/02
    「アンカーに「見通すことを恐れない」ライターを並べた」「主体的な情報の担い手としてのアマチュアから動員される素人への転換」「「はみ出し者」こそが権力に吸収されやすい」
  • 壇蜜と喪のエロス「終活読本 ソナエ」 - エキサイトニュース

    「終活読 ソナエ」という雑誌が産経新聞出版から創刊された。これは「終活読」とあるとおり、主に中高年向けに、人生の終わりを迎えるための備えをさまざまな切り口から提示するという雑誌である。 タイトルの「ソナエ」は「備え」ばかりでなく、「供え」とのダブルミーニングにもなっているのかなと思う。それというのも、記念すべき創刊号の表紙と巻頭を飾っているのが壇蜜だから。 壇蜜という芸名が、仏教用語で供物(くもつ)を供える場所を意味する「壇」と、供物そのものを意味する「蜜」を組み合わせたものだということは、最近ではわりとよく知られるようになった。人も《みなさまへの、お供え物として奉仕する芸名と言えましょうか》と著書『蜜の味』に書いているし、自らを「蜜」と呼んだりしている。 この芸名には、彼女が20代の一時期、葬儀専門学校に通い、その研修で実際に葬儀社で働いた経験が色濃く反映されている。葬儀学校ではエ

    壇蜜と喪のエロス「終活読本 ソナエ」 - エキサイトニュース
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    Imamu 2013/07/16
    「「ソナエ」の巻頭インタビューによれば、壇蜜はエンバーマーという仕事の存在を、『黒鷺死体宅配便』(大塚英志・山崎峰水)を読んで知ったとか」
  • 漫画原作者 少女漫画的絵柄の起源はアールヌーヴォーと分析

    書評】『ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展  展覧会カタログ』2000円(「ミュシャ展」は新潟県立 万代島美術館で開催中) 【評者】大塚英志(まんが原作者) ジブリ美術館がこの間まで、イギリス十九世紀末の挿画の宮崎駿への影響を自ら検証する展示会をしていたり、海野弘がバルビエなどのアール・ヌーヴォーの挿画や、イギリスのいわゆる“挿絵の黄金時代”の画家たちの作品集を次々刊行しているのを改めてみても、この国の少女まんが的な絵柄(ジブリの現在の絵は「少女まんがの絵」である)の起源がヨーロッパの世紀末やアール・ヌーヴォーあたりにあることは、改めて確認できる。 ぼくは手塚的な絵の起源を「ミッキーの書式」としてディズニーと1920年代のロシア構成主義に求めたが、もう一つ、「ミュシャの書式」とでも言うべき作法が少女まんがの成立史として検証されてしかるべきだと考えてきた。 ミュシャというとキャッチセール画廊の定番

    漫画原作者 少女漫画的絵柄の起源はアールヌーヴォーと分析
    Imamu
    Imamu 2013/07/01
    【書評】『ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 展覧会カタログ』「「ミュシャの書式」とでも言うべき作法が少女まんがの成立史」「多分、与謝野晶子『みだれ髪』で、藤島武二がミュシャふうの意匠を採用したことが起源」
  • 戦前と戦後をつなぐ『ミッキーの書式』 - 漫棚通信ブログ版

    大塚英志『ミッキーの書式』読みました。 ●大塚英志『ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源』(2013年角川学芸出版、3500円+税、amazon) 日における第二次大戦前、第二次大戦中のマンガやアニメが、戦後の現代マンガにどのような影響を与えたか、を論じた。学術書らしく、著者のにときどき見られる政治的主張はずいぶん押さえられてます。 著者のまとまった形のマンガ論としてはまず『アトムの命題』。そしてその次の時代を書いたのが新書ですが『「ジャパニメーション」はなぜ破れるか』。書は『アトムの命題』の時代からさかのぼった時代を書いたものになります。内容はすでに著者がこれまで他の文章で語ってきたことのくり返し、総集編という感じです。 戦後のマンガ作品についてはまったく出てこないし、登場する戦前、戦中の人物や作品についても注釈などがないので、読みとおすにはそれなりの知識を要するかもしれません

    戦前と戦後をつなぐ『ミッキーの書式』 - 漫棚通信ブログ版
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    Imamu 2013/06/03
    「大塚英志はけっこう読んでるのですが、話に寄り道が多いうえに寄り道話のほうが長くなったりする。さらにその主張がいろんな本でちょっとずつ小出しにされてるから」
  • 軍隊放棄した日本国憲法としての『天空の城ラピュタ』 - エキサイトニュース

    “パズーは武器を持たない「活劇」の主人公、という矛盾した存在だ。まるで軍隊を放棄した日の憲法のようだが、これはぼくは気で言っているのだ。 ” というのは、『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』に収録されている大塚英志『天空の城ラピュタ』解題の記述。 二つの対立するリアリズムが作中にある、という論を展開していく中で出てくる。 こう続く。 “戦後まんが史の中で武力を持たない和平大使だった手塚のアトムが正義のロボットとなり、『ナウシカ』のまんが版と同じ時期、「アニメージュ」の誌面を飾っていた『ガンダム』のモビルスーツが戦車の如き兵器として「リアル」にデザインされていたように、まんがやアニメーションの主人公たちがいかに「武装」していったかはやはりこの国の憲法の受けとめられ方の暗喩だと思う。” この後、押井守による宮崎駿批判のテキストを引用し、「天空の城ラピュタ」は「活劇」と「リアリズム」の矛盾

    軍隊放棄した日本国憲法としての『天空の城ラピュタ』 - エキサイトニュース
    Imamu
    Imamu 2013/05/24
    "、『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』に収録~大塚英志『天空の城ラピュタ』解題"「まんがやアニメーションの主人公たちがいかに「武装」していったかはやはりこの国の憲法の受けとめられ方の暗喩だと思う。」
  • 『新現実』VOL.4: Lエルトセヴン7 第2ステージ

    太田出版に移った『新現実』VOL.4は、ざっくりと読んだ感じ、以前にも増して政治的であろうとしているのかな、といったところで、個人的には、人は何かしらかのイデオロギーをともなわないと生きていけないにしても、筋金入りの恋愛至上主義者なので右も左も結構です、お引き取り下さい、といったタイプだから、このシリアスさをちゃんと理解できているのかどうかは自信がなくて、ひとまず編集日記で大塚英志が角川の新雑誌(『コミックチャージ』だよね)について悪口いっているのを、下卑た調子でおもしろがる。二線級って、いやまあ。ところで、その角川の新雑誌の、某マンガの一話目でさあ、江藤淳がどうのこうの、とあったのを大塚は読んだだろうか、と、そういうあたりが気になってしまう。さて、ここからが題である。たとえば「「ヲタ」が「サヨク」化するか」という文章と「サブカルチャーのファシズム起源」という文章を読むと、大塚の抱えてい

    Imamu
    Imamu 2007/04/20
    「サブ・カルチャーの非政治性」//「おたくのファシズム起源という仮説」--「おたく文化というのはテクノロジーに対する礼賛」
  • 『ゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2』 - logical cypher scape2

    この記事の目次 外観 装丁や文体(?)に関して 全体要約 書の全体について 「メタリアルフィクションの誕生」との比較 書のもとになった連載記事との比較。特に、削除されてしまった柄谷行人に関する議論について 大塚英志 書と大塚英志の関係 コミュニケーション 書と宮台真司の関係 自然主義的読解と環境分析的読解あるいはポップ文学とメタリアルフィクション 書と仲俣暁生の関係、並びに阿部和重を環境分析的読解する試み メタ物語的な詐術とセカイ系と青春小説オタク」の生を肯定するか否か、あるいはポストモダンの実存文学としてのメタリアル青春小説?? 自分の考えとの接合 個人的なメモに近いが、自分の理論と書の関係 「限界小説書評」「小説の環境」 書に関係する、若手の評論の紹介 外観 書の内容について入る前に、いくつか。 講談社現代新書はリニューアルに伴って明らかに装丁が悪くなったが、書の

  • 初心者のための「文学」。(大塚英志) - ももち ど ぶろぐ

    文学というようなものは、殆ど読んだことがなかった。若い頃はとにかく活字が嫌いだった。読むものといえば雑誌ばかりで、そこから断片的に情報をつまみいするための道具としてしか、活字を扱ってこなかった。それが40年近くも続いたのだから、私の馬鹿は、その頃に決定的になったようなものだろう。 けれども、自分でテクストを書くようになると――その多くはWebLogとしてだけれども――、文学を含めた、〈他者〉の書いたテクスト()も少しは読むようになった。だからと言って、なにかよいことがあったのかと言えば、それはわからない。ただそれは〈他者〉の頭を借りて考えているようなものだと感じている。 コギト さらには、を読むときにも、コギト的にもう一人の〈私〉がいるのを感じるようにはなった――つまり、もう一人の〈私〉は、〈他者〉の頭を借りて考えている〈私〉を見ている。たぶんそれは、書く事(反省)から生まれたものだ

    Imamu
    Imamu 2007/02/13
    「じつは戦争は(ある意味)楽しいのかもしれない――とくに非戦闘員にとっては、という問題提起」-「なぜインターネットは、贈与共同体的(母系的、もしくは臍の緒の接続先)に存在するのか」
  • [書評] 援交少女とロリコン男 圓田 浩二 著 | えろぶろ at Excite(あなぐらむ番外地)

    現在、散発的にポストしている状態です。格運転まで暫くお待ちください。 注意! インフォシークの無料HP スペース消滅に伴い、 旧エントリの一部の画像が 見られなくなります。 ご理解のほど、よろしく お願いいたします。 管理人が適切でないと 思ったTB、コメントは 予告なく削除します。 あしからずご了承ください。

    [書評] 援交少女とロリコン男 圓田 浩二 著 | えろぶろ at Excite(あなぐらむ番外地)
  • 家族と国家の基礎づけ - heuristic ways

    ■フィンランドの教育と制度改革 内橋克人氏の『悪夢のサイクル』にフィンランドのことが言及されていたので興味が湧き、書店で調べたところ、『フィンランドに学ぶ教育と学力』(庄井良信・中嶋博編著、2005年)という教育コーナーにあった。目次等を見ると、フィンランドの教育システムだけでなく、福祉や社会保障との関連も紹介されているのようなので、購入してみた。まだ断片的にしか読んでいないのだが、いろいろと驚くような制度や事例が報告されていて、実に刺激的だ。 フィンランドの教育がいま国際的な注目を集めているのは、経済開発協力機構(OECD)が実施しているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際学力調査で、近年(特に2003年)フィンランドが数学的リテラシー・科学的リテラシー・読解力・問題解決能力いずれにおいても好成績を収

    Imamu
    Imamu 2007/01/14
    「フィンランドの教育と制度改革」と大塚英志『「捨て子」たちの民俗学 小泉八雲と柳田國男』を組み合わせた素晴らしい文章。
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