将門首塚を考える・Part2
将門首塚は知るほどに新たな姿が浮かび上がってくる。 いま少し将門公と首塚について探求を進めてみよう。 まず神田明神と深いつながりがあり、しかも謎の多い江戸神社を取り上げてみたい。 （2008年1月） 江戸神社 神田明神の境内に摂社江戸神社がある。なんといっても収められた神輿の威容が目を奪う。かつては「神田市場の千貫神輿」とうたわれ、現在でも神田祭の神輿の象徴的存在である。江戸神社と並んで建つのが大伝馬八雲神社と小舟間町八雲神社。祭神は三社ともスサノオノミコト（建速須佐之男命）。古くは神田の地の地主（じしゅ）神社・牛頭天王社という一つの神社だったが元和2年（1616）二代将軍・徳川秀忠の命で一宮、二の宮、三の宮の三社に分かれた。明治以降、社名の変遷等を経て現在に至る。大きく整理すればこのようになるが、実は江戸神社、天王社は、神田明神の成り立ち、さらには将門公、首塚との関わりにおいて多く
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将門首塚を考える
