「コロンブスの卵」的なシステムをいろいろ紹介してきたこの連載も今回が最終回になりました。コロンブスといえば「発見」ということで、最終回の今回はプログラミングと発見にまつわる話をします。 発想と発見 新しい発想を得るためには人間が時間をかけてやり方を考えたり試行錯誤したりする必要があります。前回紹介した「Scrapbox」は、少しでも関連のある情報を柔軟に思い出しやすくすることによって、発想活動を支援します。もし発想活動の一部でも計算機にやらせることができればアイデアを出す効率がアップするかもしれません。 プログラミングと発見 失敗から何かを発見したというエピソードはたくさんあります。もちろんただ失敗すれば良いというものではなく、たくさんの試行錯誤をした結果、普通と異なる挙動を見いだしたことが発見につながったということでしょう。実はプログラムを動かすことによっても、さまざまな発見ができます。