今年も、新入社員がやってくる時期が訪れた。新人研修では、ビジネスマナーや業務に必要とされる基本的スキルなどを教えることになるだろう。では、それらの項目の中に「セキュリティのマナー」は含まれているだろうか。 新入社員が学生時代のノリのまま、企業所有の機器やクラウドサービスなどを利用すると、情報漏えいやSNSの炎上といったセキュリティの事故につながる恐れがある。 そこで本特集では、新入社員を教育する側の先輩や上司がセキュリティに関して何を教えればよいのかを解説していく。今回は、PCと周辺機器(ハードウエア)の利用と管理について説明する。 私物USBメモリーで会社のデータが漏えい 多くの企業では、私物USBメモリーの使用を禁止している。中には、許可されていないUSB機器を接続すると警告を出すシステムを導入している企業や、どのような機器が接続され何が行われたのか監視してログに記録している企業もある