モノのインターネット(IoT、internet of things)は、一般家庭や工場と同様に企業の在り方をも変えつつあります。職場における従業員が個人的に所有するIoTデバイスの存在とその利用は、IoTがどのようにして企業や法人に変化を促したかを最も明確に示しています。 従業員が職場に持ち込むデバイスが、「Bring Your Own Device(BYOD)」制度に従って企業ネットワークに接続する個人所有のラップトップ、タブレット、またはスマートフォンのみという時代は過去のものとなりつつあります。現在は、仕事中でも使い続けることができるように個人用のIoTデバイスが職場に持ち込まれるようになってきています。この個人用のIoTデバイスには、スマートウォッチやフィットネストラッカなどのウェアラブルデバイス、電子書籍リーダやゲーム機などのエンターテインメントデバイス、さらにはスマートコーヒー