慶楽(日比谷)〜癖になる「ラーハン」 「んー……やっぱりラーハンかなぁ…」 昼メシを迷ったあげく、こんな謎のつぶやきをボクがするのは、決まって日比谷近辺を歩いているときである。 ラーハン? そう、ラーハン。いったいラーハンとは何なのか。実はこれはボクが個人的に名付けたメニューである。正確には「上湯炒飯」といい、日比谷の「慶楽」という広東料理の店で食べられる。「慶楽」とは創業30年以上の古い広東料理の店。有楽町の線路横の一見大衆食堂のような店だが、どのメニューもちゃんとうまい街場の良店である。でもこの店に来たら是非「上湯炒飯」(1000円)を頼んで欲しい。スープにチャーハンが入った得体の知れない料理が出てくる。それをボクは心の中で「ラーハン」と呼んでいるわけだ。勝手にそう呼び出してもう10年近くになるだろうか。 去年、マルハから「ラーハン」というカップ麺が出されたようだが(売れたのか