前々回記したように、現在の韓国では半ば隠蔽されている 妓籍(kijyo) いわゆる妓生の身分があった。 妓生は三階級に分けられており、一牌、ニ牌、三牌という分類になり、一牌は両班の妾など官位を与えられる者もいたようだが、三牌にいたっては単なる売春婦であった。 日本の芸者と妓生を同一視する韓国人も多いようだが、芸者は職業の一種であり、妓生は世襲される身分の一種である事に大きな違いがある。 妓籍の子供は庶属(sojyoku)と呼ばれ、男子は中人に移籍する事もあったが、女子は妓籍から抜ける事はできなかった。庶属(sojyoku)の売買は自由である。 要するに朝鮮は社会制度として世襲制の性奴隷の制度を実施していた。 狭義では李氏朝鮮統治下、清の皇帝からの使者や高官を歓待するために準備された日本で言う花魁から遊女にいたるまでの女性身分であった。 初潮前の少女を妓生とすることも多かったが、日韓併合後に