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まずは下の写真を見て欲しい。これは「人物を撮る」ように言われた二人の被験者が撮影した写真だ。撮影した二人のうち、一人はアメリカ人、もう一人は日本人である。どちらの写真がどちらによって撮られたものか、お分かりだろうか。 多くの人が正解を予想できたのではないかと思うが、左がアメリカ人、右が日本人によって撮影された写真である。複数の被験者に対して行われたこの実験において、アメリカ人はほとんどの場合、人物の顔がはっきり分かるようにクローズアップ写真を撮った一方で、日本人は背景まで写るように撮影し、人物が非常に小さくなる傾向にあることがわかった。 西洋の実験参加者「だけど人物の写真を撮れと言われたんだから、左のこそが人物写真だよ。右の写真は部屋の写真だ。どうして日本人は人物の写真を撮れと言われて部屋の写真を撮るんだ?」 アジアの実験参加者「左の写真は人物写真とは言えない。顔のクローズアップ写真だ。こ
産経新聞の作家・曽野綾子氏のコラム「透明な歳月の光」が、反感を呼んでいる。コラムでは、高度な日本語能力も専門知識も要らない介護のために労働移民を受け入れるべきだが、文化ギャップがあるので法的に居住地は別にすべきと主張している。根拠は何十年か前の南アフリカの話のようだ。 ツッコミ所は多い。定住を前提とした移民では無く、出稼ぎ外国人労働者の受け入れの話な気がするし、介護職に高度な日本語能力や専門知識が要らないわけでは無いであろう。簡単な英会話ができない日本人も多いことを考えると、簡単な日本語の習得も曽野氏が言うほど容易ではない。在日韓国・朝鮮人一世の生活苦の最大の理由は日本語であろう。何よりも憲法第二十二条や人種差別撤廃条約はどこへ行った? 以前からこういう傾向があるので、いまさら驚くべき所は無い。そもそも感性に頼っていて、多面的な情報には接していない人は、世の中に多くいる。問題は、曽野綾子氏
アメリカで英語の次に話されているのは、スペイン語。 では、「英語とスペイン語を除くと何語が一番話されているのか」を、州別に示したのが左図(出典)です。 マサチューセッツとロードアイランド州ではポルトガル語。 考えてみれば一番近いヨーロッパ。 ロジャーズはロドリゲス、オリバーはオリベイラというポルトガル姓が変化したもののようです。 イリノイ州ではポーランド語。 シカゴにはワルシャワの人口よりも大きなポーランド人タウン(200万人)があり、運転免許もポーランド語で取得できるとか。 ミシガン州では何と、アラビア語。 ミシガン州ディアボーン市はフォードの本社所在地。 工場で働くためにやって来たアラブ系住民とその子孫が3万人と、市の人口の3分の1。 大泉(群馬県)に行くと、ポルトガル語が通じる(?)ようなものですね。 テキサス州やワシントン州など4州では、ベトナム語。 全米最大のリトルサイゴンは、カ
ブラジルにある語学学校「CNA English School」が、生徒たちの英語学習を、シカゴの老人ホームに住む高齢者たちに協力してもらった。
by World Bank Photo Collection 「『相手が理解する言葉』で話せば、言葉は相手の頭にまで届くでしょう。でももし『相手の言葉』で話したら、言葉は相手の心にまで届きます」という言葉を残した元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラ氏が無意識に使っていたと言われるのが「外国語効果」です。交渉力に優れていたマンデラ氏が使っていた外国語効果とはどんなものなのか、Mapping Ignoranceがまとめています。 Mandela was right: the Foreign Language Effect | Language | Mapping Ignorance http://mappingignorance.org/2014/02/03/mandela-was-right-the-foreign-language-effect/ マンデラ元大統領は1964年に国家反逆罪
私が4カ国語(イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語)を習得するプロセスで編み出したメソッドを紹介します。例えばフランス語の場合、私はこのメソッドを使って、5ヶ月間でCEFRのC1レベルを達成しました。現在は、同じメソッドでロシア語に挑戦しているところ。フランス語と同様、5ヶ月間でC1に到達する計画を立てています。 このメソッドは、4つのステージに分けられます。各ステージにかかる期間は言語ごとに異なりますし、1日にかけられる時間によっても変わってきます。米国外務職員局では、英語を母国語にする人から見た各言語の難易度を発表しています。これによると、ロシア語はフランス語の2倍、中国語はロシア語のさらに2倍の時間がかかるとされており、相対的な難易度は的を得ているような気がします。とはいえここでは、フランス語の習得を仮定して話を進めましょう。1日に30分~60分程度の時間が取れることを前提に、
バイリンガルになることは、「新しい世界に足を踏み入れること」です。そこには新しい出会い、新しい文化、新しい感情を経験できる素晴らしい機会があるでしょう。ただ、外国語学習には大変長い時間がかかります。忙しい私たちにとって、それだけの時間を外国語学習に使うのはなかなか難しいかもしれません。 でも、必要な時間がたった90日間だけならどうでしょう? 期間があまりに短いので信じられないかもしれませんが、外国語をすらすら使える状態に持っていくことは可能です。今回は「90日バイリンガル養成メソッド」を詳しく紹介していこうと思います。 バイリンガルになるメリット まず、外国語学習のメリットとして意外と知られていないことですが、第1外国語を学べば第2外国語(さらに第3、第4外国語)を学ぶのが楽になります。外国語学習の難しさは「自分に合った勉強法を見つけること」にあります。つまり、1つの外国語をしっかり学んで
言語学習をテーマにしたブログ「fluentin3months.com」を運営しているBenny Lewisさんは、21歳を過ぎてから語学学習を始め、今では10カ国語以上を話すまでに! いかにして学習したのか、そのやり方を聞いてみましょう。 私は21歳になるまで、新年を迎えるたびに「今年こそスペイン語を使えるようにする」という目標を立ててきました。けれども、いつもうまくいきませんでした。大学を出て電子工学のエンジニアになった時点では英語しか話せなかったのです。スペインで6カ月暮らす機会があっても、決まり文句をいくつか覚えただけで乗り切ってしまったし。新年の目標として語学を学ぶことにした多くの人は、若いころの私と同じような闇雲なやり方で、その目標に取り組んでいるのではないかと思います。 今では私は語学学習が得意です。これまでに勉強した言語は20カ国語以上。そのうち半分以上の言語を十分に話せます
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