【読売新聞】 千葉県南部を中心に大繁殖しているシカ科の特定外来生物「キョン」が近年、県境を越え、茨城県内でも見つかっている。まだ確認は4例だが生後約1年で出産するほど繁殖力が強いため、茨城県は農作物などへ被害が出る前に手を打とうと、
キョンは住宅地にも出没し、家庭菜園を食い荒らす=千葉県自然保護課提供 「ギャー」と悲鳴のような不気味な声で鳴き、農作物の食害などが問題になっているシカ科の特定外来生物「キョン」が、房総半島を北上している。繁殖力が強いために、駆除に取り組む自治体も拡大を止めきれない状況で、すでに利根川を越えた茨城県内でも見つかっている。地元の猟師らは駆除したキョンの有効活用方法を提案して、キョンの阻止を訴えている。 【写真】「くくりわな」で捕らえた「キョン」はこちら * * * 「この地域には、キョンがいっぱいいる。人間より出合うんだから」 太平洋に面した千葉県いすみ市。地元の石川雄揮さん(46)に連れられていった竹林で、体長70センチほどのキョンがうずくまっていた。脚には、くくりわなに使った細いワイヤが巻きついていた。 キョンは日本のシカより小型で、中国東南部や台湾に生息する野生動物だ。本来は日本
見た目がよく似ているヒラメとカレイ。見分け方として「左ヒラメに右カレイ」ということばがありますが、茨城県鹿嶋市の沖合で今月、これとは逆の「右向き」のヒラメが釣り上げられました。地元の水族館は、遺伝的な要因で「右向き」になったのではないかとしています。 「右向き」の珍しいヒラメは、体長は56センチで腹びれを下にしたときに顔が右にきます。 茨城県鉾田市に住む自営業の眞田知和さん(40)が鹿嶋市の沖合10キロメートルほどの太平洋で今月3日に釣り上げました。 眞田さんは、船の上で釣ったヒラメに包丁を入れようとして角度が合わないことから顔の向きが通常と違うことに気がついたということで「ヒラメを回転させたり、自分自身が回ったりしてしまいました。子どものころから30年以上釣りをして、ヒラメはよく釣っているがこんなことは初めてです」と話しています。 眞田さんは珍しいと感じて大洗町にある「アクアワールド茨城
茨城県の鹿島沖で珍しい「右向き」のヒラメが見つかった。釣り上げた同県鉾田市、自営業、真田知和さん(40)は「本当に驚いた。幻のヒラメを皆さんに見てもらいたい」と話している。 ヒラメは体長56センチ。3日に釣り上げ、船上で生け締めする際に気付いた。「包丁の角度が合わず、おかしいなと思った。ヒラメを回転させたり、自分自身が回ったりしてしまった」と話した。 「左ヒラメに右カレイ」と呼ばれるように、一般的に腹を手前に置いた状態で顔が左を向くのがヒラメ、右を向くのがカレイとされる。アクアワールド県大洗水族館(同県大洗町)の担当者は「非常に珍しい。遺伝子的な要因が考えられるのではないか」と推測する。ヒラメは水産会社のいけすに保管されていたが、同水族館に6日引き取られた。 WEBサービス事業立上げスタッフ募集 【株式会社Yo-da】 エリア:茨城県 雇用形態:アルバイト・パート / 契約社員 / 業務委
茨城県が管轄する畜産センターで、牛を蹴ったり、焼きごてを押しつけたりする内容の動画が拡散、物議を呼んでいる。ネット上では「動物虐待」との声も上がっているが、実態はどうなっているのか。茨城県畜産センターに見解を聞いた。 茨城県が管轄する畜産センターで、牛を蹴ったり、焼きごてを押しつけたりする内容の動画が拡散、物議を呼んでいる。ネット上では「動物虐待」との声も上がっているが、実態はどうなっているのか。茨城県畜産センターに見解を聞いた。 「和牛や乳牛を研究対象として扱う茨城県畜産センターは、公的資金で運営されている施設であり、牛にとっての地獄です この新しい調査映像では、作業員が子牛の頭に熱した鉄をねじ込んだり、牛を激しく蹴ったり叩いたり、金属製の道具で動物を突いている様子が映っています」 先月下旬、国際的な動物権利団体が投稿した内部動画では、職員と思われる男性に蹴られたり、額に焼きごてを押しつ
茨城県石岡市内の山中で昨年12月、シカ科の特定外来生物「キョン」がセンサーカメラで撮影されていたことが13日、県自然博物館(同県坂東市)への取材で分かった。これまで茨城県での生息は確認されていない。隣接する千葉県では大繁殖し、農作物などに被害が出ており、2017年には同県境の神栖市の常陸川大橋で死んでいるのが確認された。同館学芸員は「千葉から来た可能性が極めて高い」と話し、定着防止へ情報収集を進めている。 同館や石岡市によると、センサーカメラでキョンが撮影されたのは、同市八郷地区の山中。地元の猟友会がイノシシを監視するため設置していた。撮影されたのは昨年12月14日夜で、市農政課から画像の提供を受けた県生物多様性センターが同館に確認を依頼した。体の大きさや角があることなどから雄のキョンと判断した。 キョンは体高約50センチで、植物の葉や木の実を主食とする。元は中国南部や台湾に生息するが、国
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■客減少止まらず 50種400匹 茨城県常陸大宮市山方の「山方淡水魚館」が3月に閉館する。国の特別天然記念物、オオサンショウウオも展示され、園児の遠足コースとなるほか、家族連れが訪れた。施設規模や入場料の安さから「日本一小さな水族館」と親しまれたが、台風被害やコロナ禍にも見舞われ、来館者の減少が止まらず、37年の歴史に幕を閉じる。 旧山方町が合併前の1986年、地域おこしを目的に「山方自然生態観察施設」として開館した。近くを流れる久慈川を再現した渓流水槽に、50種400匹の水生生物を観察できる。 身近なアユやコイ、カジカのほか、イワガニやエビ類、イモリなどを展示。ウーパールーパーや北海道が生息地のイトウなど貴重な生物もいる。 現在は市振興財団が管理運営する。入場料は大人150円、小中学生70円と手頃だ。就学前児童は無料。土日・祝日の来館者は広場で、「ミニ新幹線」に無料で乗車できる。 同館の
Published 2022/09/24 18:53 (JST) Updated 2022/09/25 07:51 (JST) 24日午後1時半ごろ、茨城県稲敷市佐倉の住宅から体長約60センチ、体重約35キロの犬「アメリカン・ピットブル・テリア」が逃げ出したと飼い主が稲敷署に届け出た。庭でつないでいたリードが外れたとみられる。 茨城県の条例で人に危害を加える恐れがある特定犬に指定され、おりの中で飼育することが義務付けられている。同署は犬を捜すとともに飼育状況を調べる。 同署によると、逃げたのは5歳の雌。毛は茶色で赤い首輪を着けている。24日午前8時ごろ、リードにつながっているのを飼い主が確認。約1時間後には、いなくなっていた。 飼い主によると、過去に人をかんだことはないという。
茨城県日立市の動物園で、ライオンやトラなどの猛獣を間近で見ることができる展示施設が新たにオープンし、心待ちにしていた家族連れなどが訪れました。 日立市のかみね動物園では、ライオンとトラを展示していた猛獣専用の施設が老朽化したことから、クラウドファンディングなどで資金を集め、およそ10億円をかけて新たな展示施設を整備しました。 施設は23日、オープンし、午前中から家族連れなどが訪れました。 新しい展示施設は、動物たちが野生で生息している環境に近づけようと岩場や水辺などが設けられ、ガラス越しに動物たちを近くで観察することができます。 また、施設の完成に合わせて、新たに2匹のジャガーも加わりました。 訪れた人たちは、動物たちが餌を食べたり元気に動き回ったりする様子を写真に収めるなどして楽しんでいました。 日立市内から訪れた小学5年生の女の子は「今までよりも近いところでライオンがどのように肉を食べ
茨城県常陸太田市の林道で、国の特別天然記念物のニホンカモシカが目撃された。同市和田町の自営業、舘野譲さん(46)が写真を撮影した。県環境政策課は「県内に生息していない。あまり例がなく珍しい」としている。 撮影したのは、19日午前10時ごろ。舘野さんはトレイルランが趣味で、トレーニングで自宅から日立市諏訪町までジョギングしていた。高鈴山の山頂に向かって常陸太田市町屋町の林道を進んでいると、約10メートルの距離に背中が見えた。「よく遭遇するイノシシかと思ったが、背格好が違い、大きかった。鳴き声は聞いたことのない、鳥のような声だった」といい、振り向いた姿を見てカモシカと思った。 互いに動かず1~2分見合った。舘野さんが進行方向に少し進むと、カモシカも少しずつ逃げた。心に余裕が出て、スマートフォンで写真を撮影した。カモシカは林道から外れ、茂みに逃げていった。「神々しい姿だった。貴重な経験で、願わく
15日午前9時15分ごろ、茨城県常陸大宮市諸沢の山林で、同所、無職、男性(84)が、わなにかかったイノシシにかまれて右脚を負傷、市内の病院に搬送されたが、右太ももの動脈損傷による出血性ショックで死亡した。イノシシは午後6時現在、見つかっておらず、大宮署は猟友会と連携して巡回するなど警戒している。 県警大宮署などによると、イノシシはオスで、体長約1.2メートル、体高約0.7メートル。男性は午前9時前に家を出て、次男(55)と2人で山林に入り、過去に設置したわなにイノシシ1頭がかかっているのを見つけた。こん棒で仕留めようと近づいたところを襲われた。次男が救急隊を呼んで現場に戻ると、イノシシは姿を消していた。くくりわなが付いた状態の可能性があるという。 救急搬送時、男性は心肺停止状態だった。10年以上前から、わなによる狩猟をしていたという。 県内で近年、イノシシに人が襲われた例として、つくば市内
茨城県日立市かみね公園の北駐車場周辺で、「地域猫」として市民グループに世話されているネコが突然死ぬなど不審な出来事が相次ぎ、同グループは3日、動物愛護法違反容疑で日立署に告発状を提出した。同グループによると、ネコは腎機能に異常があり、毒物を与えられた可能性が高いという。 同公園内で飼い主がいないネコに不妊・去勢手術をした上で世話をしているのは、市民グループ「ひたち地域猫の会」。2017年に結成し、市民6人が北駐車場と南駐車場のネコに毎日数回、食べ物や水を届けている。告発状を提出したのは同会員やネコを世話する人など112人。 告発状によると、6月18日午後1時ごろ、会員が北駐車場の奥にある空き地に餌を与えに行った際、2匹のネコの異常に気付いて保護し、獣医師の診察を受けさせた。このうち雄1匹が同22日に死に、別の雄は点滴を受け会員宅で療養している。一緒にいた他の2匹のうち雌1匹も療養。血液検査
千葉県柏市の周辺でおととし茨城県のペットショップから逃げたとみられる、絶滅危惧種の「ミナミジサイチョウ」という鳥の目撃が相次ぎ、捕獲作業が進められた結果、5日午後、隣の白井市の田んぼで捕獲されました。 柏市などで目撃が相次いでいたのは南アフリカなどに生息している絶滅危惧種の「ミナミジサイチョウ」という体長1メートルほどの鳥で、茨城県内のペットショップからおととし秋に逃げ出した鳥とみられたことから、従業員らが捕獲作業にあたっていました。 ペットショップによりますと、この鳥は、5日午後2時半ごろ、千葉県白井市の田んぼで捕獲されたということです。 ミナミジサイチョウは人を見ると逃げるため、1人が田んぼ近くの農業用ハウスに隠れ、もう1人が追い込んだところを網で捕獲したということです。 当初は暴れていましたが、抱きかかえると落ち着き、茨城県のペットショップに連れ戻したということです。 ペットショップ
茨城県鉾田市烟田の農業、菅谷正稔さん(67)方の住宅の軒下にあるスズメバチの巣に、鳥のスズメがすみ着いている。菅谷さんは「周囲にスズメは多いが、あんな所に巣を作るとは」と驚いている。 ハチの巣は楕円(だえん)形で最大40センチほど。2階建て住居の軒下に、5年前にできたという。スズメバチがいなくなってからも撤去しなかった。スズメが出入りする様子は庭から見え、来客もその姿を見守っている。 菅谷さんがスズメに気付いたのは4月中旬ごろ。縦に20センチほどの穴が開き、スズメがわらなどを運び込んでいた。穴はスズメが開けたとみられ、つがいと思われる2羽が出入りしている。4月は繁殖期に当たり、中で卵を産んで育てている可能性がある。 菅谷さんは「スズメバチの巣をスズメが使うとはしゃれが効いている。しばらく見守りたい」と話している。
茨城県かすみがうら市の田園地帯を流れる小さな川。この川で8日から“ある異変”が起こっています。 水中で不気味にうごめく黒い影。その正体は数え切れないくらい大量の魚。魚の群れは同じ位置にとどまって、ぐるぐると渦を巻くように泳いでいます。 動画の撮影者「なんかゾワゾワしているなというのを見つけて、よくよく目をこらしたら、これ全部さかなだ!って。25年くらい地元にいるけど、初めて見る光景でした」 動画が撮影されたのは、茨城県の霞ヶ浦へと続く菱木川。大量に群れていた魚の正体は?県の担当者に聞いてみました。 茨城県水産試験場内水面支場・根本隆夫さん「色と形と群れの大きさとかから考えると、ボラだと思われます」 通常は霞ヶ浦にいるボラは、冬の間に温かい海に移動するといいます。しかし―― 茨城県水産試験場内水面支場・根本隆夫さん「ボラが霞ヶ浦に残っていて、比較的水温の高い川に上ってきて群れをなすことは、時
翼竜のものとみられた化石は、実は巨大なスッポンの骨だった――。茨城県ひたちなか市で発見され「ヒタチナカリュウ」と名付けられた化石が再調査の結果、スッポンだったと分かったのだが、きっかけは、ある研究者の手料理だった。 その研究者は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の加藤太一・副主任学芸員(32)。2017年、爬虫(はちゅう)類の化石の論文を仕上げた際、お祝いとして、自らスッポンをさばき、鍋にして妻と食べた。仕事柄、食べ終わった骨を眺めているうちに「ヒタチナカリュウ」の化石と似たくびれがあることに気づいた。 ヒタチナカリュウの化石が発見されたのは02年。ドイツの専門家にレプリカを送って調査した結果、「翼竜の肩甲骨」とされた。だが、スッポンを食べた後に改めて化石を詳しく観察すると、骨の欠損部が、スッポンの特徴であるスポンジ状の組織にも見えてきた。
Published 2020/08/12 10:30 (JST) Updated 2020/08/18 10:09 (JST) 田畑を荒らすなどして駆除されたイノシシなどを丸ごと餌として飼育動物に与える「屠体給餌(とたいきゅうじ)」の取り組みが、国内の動物園で広がっている。飼育されている肉食動物にとって、野生で狩りをする感覚が呼び覚まされ、ストレスの軽減につながる効果が注目される。捕獲動物の廃棄を少しでも減らし、獣害問題について広く考えてもらう狙いもあり、支援団体、ジビエ業者といった幅広い連携が生まれている。(共同通信=永井なずな) ▽ヒグマが生き生きと アイが立ち上がってイノシシに食らいつくと、エリコも負けじとうなり声を上げて手を伸ばした―。 茨城県日立市のかみね動物園は2月、雌のエゾヒグマの食事として、駆除されたイノシシを与えるイベントを企画した。飼育員の山下裕也(やました・ゆうや)さ
ゆるゆるサメ図鑑 危険生物人気No.1サメ!読者の心をつかんで離さないその魅力とは?「ゆるゆるサメ図鑑」 危険なサメからかわいいサメまで世界中のサメが登場「ゆるゆるサメ図鑑」 古代のサメとサメに近いなかまにも注目!「ゆるゆるサメ図鑑」 サメコラムでひみついっぱいのサメ情報をゲットしよう!「ゆるゆるサメ図鑑」 「ゆるゆるサメ図鑑」監修は日本一のサメ水族館「アクアワールド茨城県大洗水族館」 「ゆるゆるサメ図鑑」Amazonでの購入はこちら 「ゆるゆるサメ図鑑」楽天市場での購入はこちら ゆるゆるサメ図鑑 学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、2020年5月10日(日)に、日本一のサメ水族館であるアクアワールド茨城県大洗水族館監修による、危険生物人気No.1のサメたちが60種類以上登場するゆるゆる4コマ図鑑シリーズ最新「ゆるゆるサメ図鑑」を発売した。 ▼サメが一冊の図鑑になった!
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