胆振管内の白老町と網走市の農場で相次いで高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、道は18日、白老町の発生農場で対象の51%となる鶏約26万3973羽(同日正午現在)を殺処分したと明らかにした。網走市ではエミューと鶏合計601羽の殺処分を完了した。引き続き死体や汚染物の埋却、施設の消毒など防疫措置全体の完了を急ぐ。 約52万羽が対象となっている白老町の農場では、16日午前に殺処分を開始。道や国、市町村、JAとまこまい広域の職員、自衛隊など500人を超す人員を連日動員し、殺処分や死体の埋設などの防疫措置を進めた。これまでに死体を入れたフレコン2039個を埋却した。 道の見通しでは、殺処分開始から10日間で全ての殺処分の完了、12日間で全ての防疫措置の完了を目指す。現在、作業は順調に進んでいるとした。 網走市の農場では、16日夜に殺処分が始まった。18日午前までにエミュー486羽と鶏115羽の