薬効のある「薬」は、体に働きかけて病気の症状を緩和したり病気の原因を取り除いたりします。「薬」は、体の代謝や細胞の仕組みに関わる生化学的な反応に影響を与えることで効果を出しますが、この生化学的な反応過程はとても複雑に絡み合っていて、ある1つの生化学的な経路への効果は他の経路にも影響していきます。その為、薬効のある「薬」には副作用が避けられません。「薬」を投与する量やタイミングを誤ると、重い副作用が現れて逆に体の具合が悪くなってしまいます。 なので、薬効が認められた薬は、効果が大きく副作用ができるだけ少なくなる様に、きちんとその量や回数、いつ投与するか、対象となる症状や病気、患者のタイプなどが定められています。また、作用が強い (裏を返すと副作用もその分強い) 薬は専門知識のある医師でないと処方できません。 医師が薬を処方する時の決め手は効果>>>副作用となるかどうかで、医者は患者にその薬を