筑波大学は5月21日、さまざまな人工光照射条件下でサニーレタスを栽培した際に起こる代謝の違いを、統合オミックス解析により明らかにしたと発表した。 同成果は、筑波大学生命環境系の草野都 教授、電力中央研究所の庄子和博 上席研究員、北崎一義(現 北海道大学助教)、理化学研究所の福島敦史 研究員およびUC Davis Genome Center(米国)のRichard Michelmore教授らの研究グループによるもの。科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 同研究では、光による植物生長制御研究が盛んである青色光や赤色光に加え、植物が行う光合成との関係がはっきりとは明らかにされていない緑色光に着目した。サニーレタスの苗に青色光(ピーク波長=470nm)・赤色光(同680nm)および2種類の緑色光(同510nm、524nm)を、短期間(1日)および長期間(7日)、2種類の異な
人工的に落とされる雷を見る学生たち=18日午後、兵庫県尼崎市、諫山卓弥撮影 落雷やゲリラ豪雨が多発した今夏、目の前で雷を見られる実験装置が注目を集めている。兵庫県尼崎市にある雷対策の専門メーカー、音羽電機工業の実験施設「雷テクノロジセンター」。普段は製品テストなどに使っているが、一般の見学も受け入れている。8月以降、問い合わせが急増し、3カ月先まで予約で埋まっているという。 18日は、関西大学システム理工学部の学生ら30人が見学した。激しい音とともに雷が落ちると、驚きの声があがった。3回生の沖田考輝さん(20)は、「改めて電気の怖い一面を知ることができました」と話した。 気象庁によると、今年8月に大阪府で雷が観測されたのは12日。1943年の15日に次ぐ歴代2位だった。問い合わせは同社広報室(06・6429・3591)へ。 関連リンク兵庫県のニュースはMY TOWN兵庫でも
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明治大学が植物工場めざし研究センターを開設 経産省が公募した植物工場の研究開発などに着手する事業への支援制度「先進的植物工場施設整備費補助金」にこのたび明治大学が選ばれた。これを受け同大学は「植物工場基盤技術研究センター」を開設する。 今回同制度には大学や日本国内の法人組織から29件の応募があり、そのうち同大学を含めた9件が選ばれた。 同研究センターは植物工場確立に向けたもので、生田キャンパス内(川崎市)に設置し、有用人材の育成と食料の安定的供給・確保をめざす。 同研究センターは440m2の施設内に滅菌可能な空調システムや高機能放電管による照明システム、培養液の殺菌・浄化システム、生産物の品質や微生物を分析する実験室などを備える。 植物工場の特長である無農薬栽培で洗浄不要という点で、同大学が持つ二酸化炭素殺菌法や光触媒による培養液浄化の新技術が生かせる。 また植物工場に必要なエネルギーは同
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