ブックマーク / eiyo.sub.jp (4)

  • 食の専門家が知っておきたい食品科学情報 » 第10回 あなたは不足? それとも、とりすぎ?

    2009年、オーストラリアで、ある栄養素を過剰に含んだ豆乳の摂取による甲状腺機能障害が発生して問題になりました。オーストラリア・ニュージーランド品基準局(FSANZ)の公表資料によると、問題になった豆乳(Bonsoy豆乳)には“Kombu(昆布)”が加えられていたとのことですが、ある栄養素とは、何だかおわかりでしょうか。 そう、ヒトの体内では甲状腺に多く存在し甲状腺ホルモンの材料となっているヨウ素(iodine)です。昆布など海藻類には、そのヨウ素が多く含まれています。調査結果では、通常の豆乳のヨウ素濃度が15~281μg/Lであったのに対し、この豆乳には25,000、27,580μg/Lのヨウ素が含まれていたと報告されています。含まれていた濃度を見ると、過剰摂取になりやすかったことがわかりますね。 ヨウ素が慢性的に欠乏すると甲状腺機能障害が誘発されますが、逆に過剰に摂取した場合にも甲状

    agrisearch
    agrisearch 2010/12/14
    「日本人はヨウ素を日常的に摂取しているために甲状腺へのヨウ素輸送が低下する現象が生じて、過剰摂取の影響を受けにくい可能性」
  • 食の専門家が知っておきたい食品科学情報 » 第9回 「採らない!食べない!売らない!人にあげない!」とは何?

    「採らない!べない!売らない!人にあげない!」―これは、ある中毒を防ぐためのキャッチフレーズですが、さて“ある中毒”とはいったい何でしょうか。 その答えは「毒キノコによる中毒」です。今年は例年よりも比較的多く発生し、消費者及び品等関係事業者に対して注意が喚起されました。このキャッチフレーズは、その注意喚起のために使用されたものなので、ご存じの方も多かったことでしょう。 ◆厚生労働省: 植物性自然毒を原因とする中毒防止の徹底について [PDF]http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/101006a.pdf 毒キノコによる中毒に注意しましょう http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/syouhisya/101022.html (*編集部から~上のアドレスをそれぞれクリッ

    agrisearch
    agrisearch 2010/12/06
    毒キノコとフグによる食中毒の話。「迷信」を知ることも必要。
  • 食の専門家が知っておきたい食品科学情報 » 第6回 情報源はどこ?

    今回は、信頼できる“情報源”とはいったい何か、についてお話ししましょう。 まずは、皆さんにお尋ねしたいことがあります。 皆さんが、何か品の安全性にまつわる話を見聞きしたときに、その話がもともとはどこから出た話なのか、気にされたことはありますか? どうしてこんなことをお尋ねするのかと言いますと、実は、私が品関連のニュースを見聞きした際に、真っ先に気にするのが話の出どころなのです。皆さんも、何かうわさ話を聞いたとき、「誰がそんなことを言い出したの?」と疑問に思いませんか。もし“言い出しっぺ”がわからなかったら、「なんだ、ただのうわさ話ね」と思うでしょう。 たとえ“言い出しっぺ”が判明したとしても、それが誠実で信頼できる人なら真実味のある話と思うかもしれませんが、逆にあまり信頼できない人なら疑ってしまうでしょう。それと、同じことなのです。 では、安全性の情報の研究に携わる私が信頼している“言

    agrisearch
    agrisearch 2010/11/15
    食品の安全性の情報に関して、「皆さんにここでお願いがあります。もう少し、政府機関の公式発表を信頼していただけないでしょうか。」
  • 食の専門家が知っておきたい食品科学情報

    今回で最終回となります。最後に、品の安全性に関する用語クイズ2で幕を閉じたいと思います。 全部で5問あります。ぜひ、挑戦してみてください。 印刷をして「答え」の欄に解答を記入してお使いいただくこともできます。 6.輸入品の検査で、品衛生法違反の可能性が高いと判断された品等について、その品の輸入業者が自ら費用を負担して行う検査を何と呼ぶでしょう。 答え(                 ) 《答えを見る》

    agrisearch
    agrisearch 2010/10/22
    国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の登田美桜氏、残念ながら12/24で完結
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