農林水産省は、福島県の384地点において平成27年度に行った土壌中の放射性セシウム濃度の測定結果を取りまとめるとともに、農地土壌の放射性物質濃度分布図(以下「農地土壌濃度分布図」という。)を作成しました。今回の測定結果を前回(平成27年11月30日公表)の同一の調査地点の値と比較したところ、水田では約8%の低下が認められました。また、調査地点以外の農地土壌濃度分布図を作成する際、平成28年2月に公表された航空機モニタリングの結果を利用して濃度分布を推計しました。このため、濃度分布の推計には最近の空間線量率の分布が反映されています。 作成の目的 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質の影響を受けた農地において、除染や営農上の対策を進めるための基礎的な知見として、農林水産省は、平成23年8月以降、毎年、農地土壌濃度分布図を作成しています。今般、平成27年度の農地土壌の測