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  • 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(6)対照群がない/盲検試験が行われていない - うさうさメモ

    2016.4.1 追記 いろいろなご意見をいただいておりますが、この解説シリーズは以下の記事が元になっております。まずこちらの記事をご覧の上でお読み頂ければ、と思います。 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター 他の解説記事へのリンクもこちらに掲載しています。 また「このポスターが分かる奴はそもそも騙されない」「素人向けではない」「絶対基準なのか」というご意見に対する回答もこちらで。 この記事を読んで「自分は読んで理解した。でもこれがわからない人もいるだろう」と思った方には、身近な人に説明する一助としてご利用いただければ、と思います。 2016.3.30追記 ブコメにいくつか頂いているので、「科学の基礎がない人、あまり勉強したくない人向け」に作成した記事もありますよ、ということで載せておきます。 「それってマジ?」な科学・健康情報を見るときのチェックリスト(科学をあんまり勉

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(6)対照群がない/盲検試験が行われていない - うさうさメモ
  • 畝山智香子著 「健康食品」のことがよくわかる本 - うさうさメモ

    「健康品」のことがよくわかる 作者: 畝山智香子出版社/メーカー: 日評論社発売日: 2016/01/12メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見る国立医薬品品衛生研究所安全情報部の畝山智香子先生が書かれたです。畝山先生はブログで長年情報発信をされています。英語圏の情報を即時に日語で、しかも専門家ならではの解説を添えて書いておられるので、たいへん勉強になります。 品安全情報blog 書を、感想をブログで書くということで寄贈いただきました。正直「健康品」についてはあまり詳しくないのですが、「一般向けのなので、むしろ非専門家の方に読んでもらいたい」とのことでしたので書かせていただくことにしました(こういう風に紹介してくれとか、どういう内容を書いて欲しいみたいなことは一切言われておらず、自由に書いています)。 書は5章から成り、第一章「医薬品はどう安全なの?」

    畝山智香子著 「健康食品」のことがよくわかる本 - うさうさメモ
  • アスパルテームで虫は殺せない-甘味料の「噂」を調べてみた - うさうさメモ

    「アスパルテームは殺虫剤で化学兵器」 少し前にFB上でシェアされていたらしい噂です。Twitterで教えていただきました。 アスパルテームは殺虫剤で化学兵器です(魚拓) 上記がシェアされていた記事ですが、同様の内容の記事はネット上にたくさん存在しますのでこれがオリジナルではないでしょう。あくまで一例として参照願います。 人工甘味料、特にアスパルテームについては様々な噂があり*1、また人体に対する影響については膨大な研究がなされていてちょっと調べきれないので、この記事ではアスパルテームの殺虫効果に絞って調査してみました。 なお、アスパルテームについての基礎知識としては以下のサイトが参考になると思います。「買ってはいけない」で紹介されたフェニルアラニン有毒説についての解説もあります(フェニルアラニンは、先天性のフェニルアラニン代謝障害である「フェニルケトン尿症」の患者では、成人までは摂取量を制

    アスパルテームで虫は殺せない-甘味料の「噂」を調べてみた - うさうさメモ
    agrisearch
    agrisearch 2015/11/05
    「アスパルテーム殺虫剤説はどこからきたのか」
  • 「和牛ですから安全です」 - うさうさメモ

    最近、外で「の安全」について不安になることが立て続けにありました。まずひとつは、居酒屋で 「手作り酵素ジュース使用 こうそサワー」 というメニューを発見したことです。 手作り酵素ジュースというのは、「酵素」と名乗る、その実は発酵品である系統の健康品*1の中でも、塩濃度やpH、材料の加熱による殺菌など、伝統的な発酵品で用いられているような、雑菌のコントロールをほとんどなしで作ってしまうという、ハイリスクなものです。 「手作り酵素(ジュース)」というものもあるようで、クックパッドにもたくさんのレシピが掲載されています。こちらは、家庭で果物や野菜と砂糖をビンに入れ、時々手で混ぜながら放置して発酵させるそうです。このような作り方では、手や野菜やビンについていた菌を増やすことになります。酵素ドリンクづくりは雑菌を増やす作業をしているようなものです。このような製法での酵素ジュースに何が増えて

    「和牛ですから安全です」 - うさうさメモ
  • 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(3)「相関関係と因果関係の混同」 - うさうさメモ

    4. 相関関係と因果関係の混同(難易度☆☆☆) 相関関係と因果関係を混同しないように注意しましょう。「二つの変数に相関関係がある」ことは、必ずしも「一方が他方の原因である」ことを示しません。地球温暖化は1800年代から進行しており、同時に海賊の数も減少していますが、海賊不足は地球温暖化の原因ではありません。 対処法の例:「○○が増えると××が増えた→○○は××の原因だ」の間に、なにか共通の背景があったり、統計を取る集団に偏りがあるなどの「ウラ」がないか、ということに注意する 「××が増えたせいで、○○(がん・アトピー・不妊症・自閉症etc)が増えている」 「△△をよくべる地域は寿命が長い。よって、△△は寿命を伸ばす(健康にいい)」 こういった情報を見たことがあると思います。今回のテーマは、相関関係があるように見える「ある原因」と「その結果」に、当に原因/結果の関係がある(因果関係がある

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(3)「相関関係と因果関係の混同」 - うさうさメモ
    agrisearch
    agrisearch 2015/10/14
    「疫学研究では、このようなバイアスや交絡因子の影響を抑えるために、研究計画やデータ解析にさまざまな工夫をします。」
  • 「おくすり手帳」、実際どうなの?-薬局薬剤師さんに質問してみた - うさうさメモ

    ここ数年、なにかと話題になる「おくすり手帳」。「不要だ。利権だ」というジャーナリストがいたり、逆に「必要だ」という主張がネットで回ってきたり…。でも、実際のところ、特に持病もなく、お医者さんにいくのは健康診断や予防接種、たまに風邪などの一時的な体調不良のみ、子どももいない、という層には今ひとつ「ぴんとこない」ものではあります。うさじまもいちおう、持っていますが、体調悪くて病院に行く時には逆にこれを持っていこうと思いつく余裕がなくて、結局シールをもらって帰ったり…。でもそのシールを貼っておくと、一年後に「あの時効いた薬…なんだっけ?」と思い出せたりして意外と役に立つな、ということもあります。 記事では、そんな「おくすり手帳ライトユーザー」のうさじまが、薬局で働いていらっしゃる薬剤師さんお二人に、「おくすり手帳のぶっちゃけ質問」をしてみました。 【答えて下さった方】 薬剤師Aさん:関西の薬屋

    「おくすり手帳」、実際どうなの?-薬局薬剤師さんに質問してみた - うさうさメモ
  • 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(2)「利益相反」 - うさうさメモ

    3. 利益相反(難易度☆☆☆) 多くの企業が、研究や論文発表のために科学者を雇っています。そういった研究が必ずしも無効であるとはいえませんが、そのことを念頭において解釈する必要があります。また、個人的または金銭的な利益のために、研究内容が偽って伝えられることもあります。 対処法の例:利益相反状態が生じること自体は、産学連携の観点から避けられない。お金の出どころ、「利益相反(COI)状態の申告」を確認する。 前回の記事 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」図解(1) 今回のテーマは「利益相反」です。難しい言葉ですが、「この医師は○○製薬からお金をもらっているから、○○製薬の利益になるように導いているんじゃないか?」といった話に関係しています。 「利益相反」とは,公正になされなければならない判断が,金銭的な利害関係や個人的な成功への願望などでゆがめられる可能性のある状況を言います。 (

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(2)「利益相反」 - うさうさメモ
  • 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説 (1)扇情的な見出し・結果の曲解 - うさうさメモ

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター, うさうさメモ このポスターの翻訳版を作成した時に、「この内容が理解できるならそもそも騙されない」「言葉が難しすぎる」などの批判をたくさん頂きました。その時はクリエイティブ・コモンズの制約もあったので、「そのまま訳したポスターを、原版通りのレイアウトのポスターにする」ことをまず目標としたのですが、今回、田口たつみさん@tag_tatsumiとの夢のコラボレーションが実現し*1、非情にわかりやすいイラスト付きの解説記事を作成することにしました。なお、この解説は何回かの連載になります。気長にお付き合い、よろしくお願いします。 0. 「ダメな科学(Bad Science)」とはなんなのか? 日には「ニセ科学」(科学のふりをしているが科学でないもの)という言葉がありますが、それとは少し違うようです。「Bad Science」という言葉はBe

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説 (1)扇情的な見出し・結果の曲解 - うさうさメモ
  • シャンプー・羊水・経皮毒 - うさうさメモ

    妊娠・出産をめぐる根強い俗説の一つに、「ケミカルシャンプーを使用していた人の羊水からシャンプーの匂いがする」というのがあります。先日、ある有名人のツイートをきっかけに、またこの話題がネット上を駆け巡っていました。この話は前から気になっていたものの、改めて取り上げたことがなかったので、この機会に調べてみることにしました。 さすがに、「羊水がシャンプーの匂いがするか調べた」という論文はないと思いますので、Twitterで皆さんの経験談を募集してたところ、たくさんのお返事を頂きました。ご協力下さったみなさんありがとうございました。 「羊水からシャンプーの匂いがする」…なんてことはありません, Togetter 出産経験者(立会経験を含む)方々のお話では、「シャンプーの匂いだった」という方はいらっしゃいませんでした。多かったのは「生臭い」というお答えで、他には「覚えていない」「それどころじゃなかっ

    シャンプー・羊水・経皮毒 - うさうさメモ
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    agrisearch 2015/06/29
    まとめ、おつかれさまです。「胎内記憶」で有名な産婦人科医の池川明氏・・
  • WHOは2015年4月現在も、抗がん剤を「禁止」していない - うさうさメモ

    下記のような噂を教えて頂きました。 WHOが、2014年5月の理事会で「抗ガン剤を用いるガン化学療法は、極めて危険性が高く、加盟国政府に全面禁止を勧告する」と決議した。 大量の抗ガン剤の在庫を抱える日厚生省*1は、WHOの抗ガン剤禁止ニュースの配信を差し止めた。 ブログ→FB→Twitterなどの間で流通しているようです(上記のフレーズで検索すると出てきます)。出どころは、船瀬俊介氏の「新医学宣言「いのちのガイドブック」」という著書だと、ブログの一つにありました。*2。この話について、検証してみました。 注:以下、翻訳はすべてうさじまによります。医療・医学の専門家ではないので、訳は参考程度にごらんください。 で、まずWHOのHealth Topicで「Cancer」を検索してみると、トップページの解説がこうです。 がんは、細胞の制御されない増殖と拡散です。がんは、からだじゅうのほとんどす

    WHOは2015年4月現在も、抗がん剤を「禁止」していない - うさうさメモ
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    agrisearch 2015/04/30
    「船瀬俊介氏の「新医学宣言「いのちのガイドブック」」という著書」・・
  • 結局日本のがんは増えているのか? - うさうさメモ

    「日ではがんがどんどん増えている。これは◯◯のせいである」 ◯◯の中には添加物、ワクチン、農薬、遺伝子組み換え品、製薬会社の陰謀等、何を入れてもいいのですが、定番の脅し文句として使われています。では実際のところどうなのでしょうか? 日におけるがんに関する統計を取りまとめている独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービスの中にがんに関する統計のページがあります。その「まとめ」を見ますと、以下のように書いてあります。 がんの死亡数と罹患数はともに増加し続けている。 がんの死亡数と罹患数の増加の主な要因は人口の高齢化。 確かに、日ではがんが増え続けているようです。同じページには、「2009年のがん死亡数は1975年の約2.5倍」とも書かれています。たいへんな増え方です。やはり、日はどこかおかしくなっているのではないでしょうか?でも、「増加の主な要因は人口の高齢

    結局日本のがんは増えているのか? - うさうさメモ
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    agrisearch 2015/04/22
    2012/5/26 「がん早期発見対策が成功した場合(検診を受ける人が増えた場合など)、一時的にがん罹患率が上昇したあと安定し、死亡率が減少するという傾向が見られます。」
  • 「manufactroversy=でっち上げられた論争(エア論争)」 - うさうさメモ

    ブログでは医療・医学に関するデマを取り扱っています。以下のようなものです。 「受動喫煙は悪」はでっちあげ? 「子宮頸がんワクチンで不妊」はやっぱりデマ 「風疹ワクチンを打つ必要がない理由」の誤解 「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の嘘」の検証をわかりやすく これらの記事で取り上げている話題は、専門家の間で論争になるようなことではありません。むしろ、「は?なにそれww」と一笑に付されるようなものでしょう*1。しかし、ネット上やテレビ、雑誌などのメディアで、あたかも「賛否両論」であるかのように取り上げられることがあります。それによって、専門家から見れば突拍子もないような「幻の争点」が、社会的(時には政治的)に力を持つことになります。 英語には、こういった現象を表す言葉があります。 「Manufactured controversy 」 省略して、「Manufactroversy」 "Ma

    「manufactroversy=でっち上げられた論争(エア論争)」 - うさうさメモ
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    agrisearch 2014/10/29
    「彼らにとって、真実はどうでもよいからです。」残念ながら・・
  • 予防接種した子どもよりしていない子どもの方が健康? - うさうさメモ

    「ワクチンが子どもの健康を害している」「予防接種をしていない子どもの方が健康」という記事を数年前から見かけます。その根拠の一つとして、「KiGGSという調査」と「VaccineInjury. Infoの調査」の数値を比較しているものがあります。前者からワクチン接種者、後者からワクチン非接種者の健康に関するデータを引用し、比較するのです。以下がその例です(魚拓)。 予防注射を受けた子供と、ワクチン接種をしていない子供罹患率の比較(魚拓) ワクチンが子どもの健康を害している(魚拓) これらはたぶん同じ記事を元ネタにしたものと思われます。で、その元ネタはこちらのようです。 Big Study: Vaccinated Kids 2-5 More Diseases Than Unvaccinated, health freedom aliance(魚拓) (タイトル訳)大規模調査:予防接種を受けた子

    予防接種した子どもよりしていない子どもの方が健康? - うさうさメモ
  • 「それってマジ?」な科学・健康情報を見るときのチェックリスト(科学をあんまり勉強したくない人向け) - うさうさメモ

    「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター, うさうさメモ こちらのポスターはかなり広く拡散していただいたようで、ありがたい限りです。その一方、「難しい」という声も頂いております。それはある意味、予想通りというか、このポスターが難しいというよりも、現代の科学研究の内容を理解するために必要な基礎知識が、一般的に考えられているよりも多いってことだと思います。基的には、科学研究の中身を「ちゃんと」知りたければ、このポスターにある用語や内容は、きちんと理解できなければダメなんです。かと言って、みんながみんな、人生の限りある時間を割いて、そこまで勉強するなんてのは不可能だとは思います。ですから、「おち研」さんの、この三か条は、「勉強するのはちょっと無理、だけどできるだけ騙されたくない」人にとってとても有用だなと思いました。 「それらしい嘘」に騙されないため全人類が気をつけるべき三箇条,

    「それってマジ?」な科学・健康情報を見るときのチェックリスト(科学をあんまり勉強したくない人向け) - うさうさメモ
  • 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター - うさうさメモ

    2016.2.22 田口たつみさんとのコラボによる解説記事のリンクです。 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(1)扇情的な見出し・結果の曲解 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(2)「利益相反」 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(3)「相関関係と因果関係の混同」 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(4)推測表現 (おまけ:「科学的風だけど実は科学的証拠ではないもの」の例) 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(5)小さすぎるサンプルサイズ/代表的でないサンプル 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(6)対照群がない/盲検試験が行われていない 2014.6.26改定 ファイル名が「.JAPなのはヤバイ」というご指摘を受け、「.JP」に直しました。 元サ

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    agrisearch 2014/06/25
    『bad science』
  • 実況・実験ノート - うさうさメモ

    最近なにかと話題の「実験ノート」。実験をすることがある人には身近なものですが、そうでない方にはあまり馴染みのないものですね。うさじまも仕事でこういったノートを書くことがあります。今回、お料理を実験に見立てて実験ノートをつけてみることにしました。「ごちそうさん」でも、「料理は科学」と言っていましたしね。 なお、実験ノートの取り方については施設や研究室で色々なルールがあり、求められる厳密さもさまざまです。うさじまの場合、後に論文を書くとか、特許が…というより、「自分が再度実験するときのためのメモ」として書いている側面が大きくなっておりますので、「こんなの不十分だよ!!」と言われてしまうかもしれません。あくまで一つの例として寛大な心でご覧頂きますよう、お願いします。 実験ノートは誰にでも買えます 実験ノートと言っても、決まった書式があるわけではありません。が、改ざんや不正がしにくいように工夫され

    実況・実験ノート - うさうさメモ
  • 「ダメな科学」を見分けるためのおおまかな指針-訳文できました - うさうさメモ

    「ニセ科学を見抜くための大まかな指針(A Rough Guide to Spotting Bad Science)」の日語版を作ります。ご協力お願いします! に予想以上のご意見、アドバイスをいただき、訳文を作成しました!皆様、ありがとうございました! 「ダメな科学」を見分けるためのおおまかな指針 1.扇情的な見出し 記事の見出しは往々にして、読者に「クリックしたい」「読みたい」と思わせるように作られています。研究結果が単純化されすぎているのはまだマシな方で、ひどい場合には、内容が誇張されていたり、歪められていたりします。 2.結果の曲解 意図的かどうかはともかく、ニュース記事では、「よくできた話」にするために、研究結果をねじ曲げたり、曲解したりしていることがあります。記事を鵜呑みにせず、できれば、研究内容の原典を読んでみましょう。 3. 利益相反 多くの企業が、研究や論文発表のために科学

    「ダメな科学」を見分けるためのおおまかな指針-訳文できました - うさうさメモ
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    agrisearch 2014/05/08
    「Bad Science」
  • 「ニセ科学を見抜くための大まかな指針(A Rough Guide to Spotting Bad Science)」の日本語版を作ります。ご協力お願いします! - うさうさメモ

    2014. 5. 7追記 改訂版を出しました。こちらへのコメントは締切ります。またこちらの訳文を引用する等はお控え願います(改訂版のほうでよろしくお願いします)。 A Rough Guide to Spotting Bad Science, Compound Interest Compound Interestは英国の大学院生(化学)と教員によるサイトで、日常的に見かける化学物質や化学反応の解説や、授業などで使える画像を提供されているところです。上記の、「ニセ科学を見抜くための大まかな指針(A Rough Guide to Spotting Bad Science)」という記事では、ニセ科学を見抜くための12のポイントをポスターにしたものがPDFなどで配布しています。 このポスターについて、先日国内の某サイトで紹介されていたのですが、自分自身でも訳をつけてみようと思いました。そこで、コメン

    「ニセ科学を見抜くための大まかな指針(A Rough Guide to Spotting Bad Science)」の日本語版を作ります。ご協力お願いします! - うさうさメモ
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    agrisearch 2014/04/22
    日本語版ポスターの作成、配布へ
  • 宋美玄 「女のカラダ、悩みの9割は眉唾」 - うさうさメモ

    女のカラダ、悩みの9割は眉唾 (講談社+α新書) 作者: 宋美玄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/21メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見るヨミドクターのブログ「宋美玄のママライフ実況中継」や、Twitter @mihyonsong でも積極的に情報発信されてる、産婦人科医の宋美玄先生のです。宋先生は、「女医が教える当に気持のいいセックス」というも書かれていて、こちらでご存知の方も多いかもしれません。 帯には、「セックスできれいになる?そんなアホな! 女性誌にケンカ売ります!」の文字。雑誌をよく読む(よく読まなくても、美容院などで女性誌を読んだことがある)女性の皆さんなら、「ほんまかいなw」な情報が結構載っていることはご存知だと思います。書は、そのような眉唾情報を産婦人科医がバッサリ斬る!という内容なのです。 取り上げているのは、帯の「セックスでき

    宋美玄 「女のカラダ、悩みの9割は眉唾」 - うさうさメモ
  • 「昔の女性はできていた」?月経血コントロール本を読む  - うさうさメモ

    一部で流行している「月経血コントロール」の話です。「月経血コントロール」とは、月経血を溜めておいて、トイレに言った時に出す、というもの。初めて聞く方にはえっ?できるの?という感じでしょうけど、実際やっているという方のお話もtwitterで聞きましたし、Amazonのレビューなどでも、How to(あるんです!)のとおりにやったらできた!という感想が複数書き込まれていますので、できる人がいるのは間違いないようです。 月経血コントロールについては、「昔の女性は、みんな普通にできていた」とする言説が多く見られます。その根拠となっていると思われるのが、三砂ちづる著の「昔の女性はできていた」という書籍です*1。以下、「書」宝島社文庫版「昔の女性はできていた」2008年第一刷を指すものとします。出典を別に記載しないかぎり、書のページ数を指します。 インタビューの内容 書は7章から成り、内容は色

    「昔の女性はできていた」?月経血コントロール本を読む  - うさうさメモ